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良い素質を持った人を見ると「育てたら面白いやろうな」とワクワクする。

私たちの仕事は人と違う素質を見つけて育て、その人の武器(強み)にすることです。
同じような素質を持っていても、全く同じ素質であることはありません。
人それぞれ育ってきた環境や歩んできた道のりが違い、同じような環境や道のりで人生を歩んできた人は一人もいないはずです。
昔のことわざで「十人十色」ということわざがありますが、本当にそうなんだとこの仕事をしてから知りました。

どちらかと言えば私は人とコミュニケーションを取るのが苦手な方で、初めての人と話すことが苦手なタイプでした。
大勢が集まる場所をなるべく避け、人に話しかけられないようにひっそりとしているほうでした。
今では、お客様にこの話をすると「そんなわけないやろ」といじられます。

日本の経済状況は今、極めて悪い状況でこれから先もしばらくは回復しないと言われています。
人口は減り市場規模は縮小する一方、また、原料価格の高騰や円安などの影響により物価は上昇するばかりです。
そんな環境の中で顧客に選ばれるビジネスをしていくには、人が持っていない武器(強み)を持ち、必要としている市場に適正な価格で的確に提供できるかが勝負になります。

ビジネスは一人では成り立たず、人と関わらなければ成立しません。それは企業であろうと個人であろうと同じす。

自分の武器(強み)は何か、他人の武器(強み)は何かを考え、自分の弱みを補完する強みを持つ人と力を合わせビジネスをしていかなければ、これからの時代を生き抜いて行くことはできません。

私の仕事は人を育てることですが、経営者であろうと、従業員であろうと、人を育てる仕事をしていようがいまいが、周りの人の武器(強み)を見つけ活かすことが、自身のビジネスの幅や可能性を広げることに繋がるのです。

前回のブログ「むぎわらの一味から学ぶ組織論」にも書きましたが、ルフィが優れているところは、海賊王という目的を達成するためにやったことは、自分の強みを理解し、自分にない強みを持った仲間を見つけたということです。

一人勝ちできる世の中でもなく、規模の小さい事業者は資金的な余裕もありません。そんな中で生き抜いていくには、周りにある資源をどのように活かすか知恵を絞るしかありません。

沢山の経営者の方や従業員の方とお会いしてきましたが「この人のここを伸ばせばもっと良くなるのに、この人とこの人を組ませたらこんなことも出来るのに」「この企業を手を組んだらこんなことも出来るのに」もったいないなぁと思うことが沢山あります。
これは私の仮説でしかなく、実現するかどうかはやってみないとわかりません。
しかし、この視点・発想がニッチビジネスを生み、中小企業の新たな収益源になるのです。

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