『「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン』 〜「イケてない自分の選択」は、いつも、イケてない〜
『「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン』を読了。
才能がないのなら、才能がなくても結果を出せる「選択」をすればいい。
努力するのが嫌なら、努力しなくても勝てる「選択」をすればいい。
結果を出したいなら、「選択がすべて」です。
本書を開くと、そでの部分に書かれたこの言葉が飛び込んでくる。
これを読んだあなたは、ひょっとするとこう思ったかもしれない。「それって、孫子の兵法みたいなこと?」と。
「ビジネスに役立つ孫子の兵法」みたいな本はいっぱいあるし、ネットにもそんな記事はあふれている。そういうものを読むと、うん、なるほど、と思う。それをギュギュギュギュギュッと要約すると、ちゃんと準備して、勝てる場所を見つけるってこと。ここまでは皆さんよくご存知だと思う。
でも、それを知っていても、私たちみんなが成功しているわけじゃない。なんで?
著者はその原因は「選択」だという。
努力が報われないのは「選択」が間違っているから。
「イケてない自分の選択」は、いつも、イケてない。
そう、孫子の兵法を学ぶ前に、私たちは「選ぶ能力」を磨くべきなのだ。
「選ぶ」ことを間違えなければ、あとはひたすら成功するまで努力を続けるだけだ。しつこく、あきらめず。そして、いつも未来に成功をセットして、それに向かって走り続ければいい。
人生100年時代。自分自身で選択し行動していくために、何が必要かを教えてくれる本書は45歳の私にだってとても役立つ。
でも、若いうちに読んでたらもっと役立っただろうなとも思った。もちろん。
だからこそ、若い人にススメたい。激しくススメたい。
と、ここまで書いて気がついた。あー、だからこんな読みやすくなってんだって。
文字も大きめでページがサクサクめくれるし、質問のところが吹き出しになってたり、イラストが多めだったりって、本を読み慣れてない若い人もターゲットにしてるからなんだなー。
なんて、最後は違うところで妙に唸らされてしまった、さすが世界に羽ばたくこんまりさんを育てた土井英司氏、とひとりごちてしまった一冊。
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