「あなたを見極める人」が思っていること。
ビジネス数学教育家の深沢真太郎です。
講師、ビジネス著者、小説作家、教育者、、、、
この活動を始めて8年になります。
当たり前ですが、最初は「見極められる側」の人間でした。
この講師は本物なのか? 仕事を依頼して大丈夫なのか?
この人に本を書いてもらって大丈夫だろうか?
この人はウチの会社の教育研修を委ねるに値する人物だろうか?
見極めるプロフェッショナルがいて、
私はその人(あるいは会社)に見極められる側だったわけです。
もちろん今もそうです。
この活動を続けていく以上は、永遠に私は誰かに「見極められる」人生です。
もしかしたら、それは誰もがそうなのかもしれない。
ビジネスパーソンである以上、誰もが何らかの形で見極められる立場なのかもしれません。
そんな私にも(生意気なことではありますが)誰かを見極める行為が必要な場面が生じています。
例えばビジネス数学インストラクター養成講座などを始めたことにより、
認定・不認定を私が判断しなければならない。
つまり人を見極めないといけない。
人間としてまだまだ未熟であるこんな私でも、
いよいよ人を見極める局面に直面することが出てきたのです。
で、私は何を感じているか。
少しだけ、ここに書き残しておこうと思う。
何事もそうだが、その立場になってようやくわかることがある。
これまで見極める立場で深沢真太郎を見てきた人たちが、いったいどんな気持ちだったか。
いったいどこを見ていたのか。
今は、なんとなくわかる。
ものすごくシンプルにし、かつ本質だけ残して表現するなら、その答えはこうだ。
「世界」を語るのか、「自分」を語るのか。
例えばわかりやすい事例として、ビジネス数学インストラクターを例にする。
志望動機としては、大きく2種類ある。
①ビジネスパーソンの成長に貢献することで世の中がもっと〜になって欲しいから
②自分が興味あるから。好きだから。できるから。楽しいから。
①が「世界」を語る人。
どんな世界を実現させたいのか。どんな世の中にしたいのか。
そういった概念が発する言葉の軸になっている。
このタイプの人は必ず「世界」「社会」「世の中」といった言葉で自分のしたいことを語ります。
一方、②が「自分」を語る人。
説明の必要はないでしょう。
資格が欲しい。肩書きが欲しい。という理由もまさにこれ。
このタイプの方は、とにかく自分の経歴や能力ばかり語ってきます。
私が見極める立場として何を見ているか。
インストラクターとしての話し方の技術や数学の知識の有無ではありません。
そんな技術的なことは本気になれば後からいくらでも上手になる。
私が見極めているのは、①か②か。
ただそれだけなんです。
それだけは、私では変えようがないことだから。
ビジネス数学インストラクターになりたいと私にアクセスしてくる人たちに、
私は「数学に対する愛をいったん捨てなさい」と言います。
その意味がわからない人がほとんどだと思います。
「好きだから教えたいと思っているのに、なぜその愛や情熱を捨てなければならないのか!?」
「数学の素晴らしさや面白さをもっと多くの人に伝えたいんです!」
そう思う方が自然だと思います。
しかし残念ながらその思想は、自分が気持ちよくなりたいだけの人の思想なんです。
誰かを幸せにしたい人なのか、自分が気持ちよくなりたい人なのか。
私が見極めているのは、そこだけです。
この動画がまさにそこを語っています。
よろしければ。
そろそろ結論へ。
この活動を始めて8年。
おかげさまでどうにかビジネス数学は少しずつではありますが広まってきました。
なぜ私はここまでこれたか。
多くの人の「見極め」を通過してきたからだと思います。
そしてなぜその見極めのプロフェッショナルたちは私を「○」にしてくれたのか。
きっと今の私の視点と同じではないかと思います。
直接聞いていないので確証はありません。
ごめんなさい。
でも、きっとそうだと思います。
「世界」を語るのか、「自分」を語るのか。
「世界」を語る人は必然的に熱量が備わっている。
エネルギーがある。
それはそうだ。
エネルギーがなければ世界を変えることなどできないから。
「見極める人」はそういうところを敏感にかぎ分ける。
講師の世界も、
商業出版の世界も、
他の世界も、
なんでも同じ。
エネルギーのある人が「審査」を通過している。
「見極める人」が見ているのはそこ。
そこだけです。
こんな拙い内容ですが、
どこかの世界で勝負していく誰かの役に立つことを願っています。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
国内でただひとり、ビジネス数学教育家。
ビジネスパーソンのための数学教育を提唱し、企業人の育成に貢献しております。
研修。講演。授業。面談。ゼミ。講師育成。
まあ、いろいろやっています。
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