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行動目標を数値化する6ステップ

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こんにちは。ビジネス数学・教育家の深沢真太郎です。


この仕事をしていると、頻繁にこのような質問を受けます。

目標設定に数値を使えと言われるのですが、どうしたら良いかわかりません。

ウチの会社の社長が「数値化の鬼」でして…笑 私は営業やマーケティングのような仕事をしていないので、目標を具体的な数値にしろと言われても困るのですが…

ビジネススキルとして、「目標設定を数値化して…」という文脈は多々あります。とても大切なことだと思います。しかしまずはこの整理をしないことには始まりません。ここを混同してはいないでしょうか。

最終目標と行動目標がある。

前者をKGI(Key Goal Indicator)、後者をKPI(Key Performance Indicator)と呼ぶ専門家もいるようです。用語はなんでも良いのですが、とにかくこの2つは違うものであると整理できているかどうかがとても重要です。

例えばあなたがプロサッカー選手だとします。W杯で優勝することが夢だとします。ならば、最終目標は「W杯で優勝」です。
ここで重要なのは、「W杯で優勝」は行動ではないということです。W杯で優勝するためには何をする必要があるかが言語化されないといけません。海外リーグで◯試合をレギュラーとして出場し、◆得点し、1試合の走行距離を現状の□%アップし、ボールタッチの回数も現状の◎%アップする。それが実現できるような選手になったとき、「W杯で優勝」が現実味を帯びるような選手になっているはず。そう考える必要があります。これが行動目標です。

最終目標を立てた。数値で設定した。じゃあそれを目指して頑張ります。

これでは間違いなく結果は出ません。ではどうすれば良いか。今から私がその手順をお示しします。どんな職種、業種でも共通して使える型です。ぜひ活用いただきたいと思っています。


簡単のため、次のような例を使って手順を示していきます。

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