「数字が苦手な人はひとりもいない」と主張する理由
「数字、どうも苦手で・・・」
企業研修などでお会いするビジネスパーソンの皆様がよくおっしゃること。
まさに私はその人を変えるために仕事をしている。
そういう意味では、まさにターゲットが目の前にいるわけで。
私にとっては、こんな興奮する状況はないわけです(笑)。
さて本題。
数字が苦手な人など、ひとりもいません。
これまで私が公の場で言い続けていることです。
書籍、取材、連載・・・
とにかくブレずに、言い続けていること。
なぜ、数字が苦手な人などひとりもいないのか。
あらためて解説しておきます。
なるほどと思われた方は、ぜひあなたの周囲にいる「数字が苦手」と思い込んでいる人に伝えてあげてください。
「数字が苦手」と「数字で考えることが苦手」はまったく違います。
例えばあなたは今日、買い物をしたでしょうか。
商品と金銭を交換する。
その際、レジで何らかのコミュニケーションが発生したことでしょう。
つまり数字でのコミュニケーションが生まれたということです。
その瞬間、あなたは「嫌な気分」になったでしょうか。
欲しいものがGETできて嬉しい場面で、「う、数字が苦手だ」などと思うでしょうか?
思いません。
あなたが先月お仕事で頑張ったことはなんでしょうか。
営業成績がアップした。
残業時間を短くしつつ、成果物は増えた。
会員登録の目標を達成した。
・・・・・・・・
素晴らしい! よく頑張りました!!
で、そのあなたの頑張りを証明する数字を見て、あなたは「う、数字が苦手だ」などと思うでしょうか?
思いません。
思うはずがない。
もうおわかりですね。
数字は言語です。
「おはよう」「愛してる」「お腹すいたー」「エモい」・・・
そんなあなたが普段から使っている言葉と何ら変わりません。
数字という言語が苦手?
そんな人はひとりもいません。
あなたは今日もたくさんの数字を口から発したり、眺めたりしたはずです。
では、何が苦手なのか?
「数字で考えること」が苦手なのです。
例えば営業成績がアップしたとします。
その要因を分析して上司にレポートしなければならない。
訪問数が増えたから? 成約率がUPしたから? それとも大口の受注があったから? ・・・
ああ、何だか面倒くさくなってきた。
営業成績はアップしたんだから、別に要因とかどうでもいいじゃん。
何でいちいちそんなこと考えないといけないの?
ああ、面倒くさい!!!
・・・というこれが苦手なのです。
そうでしょ?
今回はあくまで「数字が苦手」の正体を明らかにするためだけにこの記事を書いています。
ゆえにここからあまり深掘りすることはしません。
ただ、ひとつだけよーーーく覚えておいて欲しいことがあります。
あなたは「数字が苦手」なのではありません。
あなたは「数字で考えることが苦手」なのです。
だから、もしあなたがこれを克服したいと思ったなら、
あなたは「考えること」が苦手なんだと認識することです。
そしてそのリテラシーを正しく鍛えてくれる場を求めることです。
ここを間違えてしまうと、あなたはいつまで経っても「苦手」を卒業できない。
そろそろバレましたか。
お気付きですね。
私のゼミに来てくださいとあなたに言っています。
正しく鍛えてあげられます。
ビジネス数学アカデミアで、お待ちしています。
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