取り除くことを考える
プロジェクトマネジメントにおいて成功するためには、やるべきことのリストを増やすのではなく、取り除くべきことに目を向けることが重要です。
私が日々のプロマネとしてプロジェクトマネジメント行っていて強く感じているのは、場当たり的なタスク処理、コントロールを失ったプロジェクトマネジメント、その結果発生する長時間労働などが、プロジェクトの成功を阻害する大きな要因であるということです。
これらは、クライアントとの信頼関係を損ない、チームの不協和を招くことがあります。
私たちは忙しさに追われがちですが、その中で意図的に「取り除くべきこと」を見極め、それを計画的に排除することが必要だと強く感じています。
すでに発生している「取り除くべきこと」を取り除くことは必要に迫られているので着手されますが、まだ発生していない「取り除くべきこと」を発生させないために予防することは意図的に行わないとなおざりになりがちになってしまいます。
そのため、発生していない問題に対しても、先手を打って予防策を講じることが、プロジェクトの安定的な進行において極めて重要です。
そのため、私は週に一度、必ず「このプロジェクトにおいて取り除いた方が良いことは何か?」をチームで話し合う時間を設けています。このような予防措置は、日々の忙しさに埋もれがちなので曜日と時間を決めるようにしています。
これにより、問題が表面化する前に未然に防ぐことが可能となり、クライアントとのコミュニケーションが円滑になり、プロジェクトの成功確率が大幅に向上します。
定期的に時間をとってやるか、やらないか。このちょっとの違いで大きな結果の差が生まれます。こういうちょっとしたことで大きな結果の差を生むものは大切にしたいと思います。
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