見出し画像

バカほど強くなる、AI時代(2/1)

物事は、自分が思っているよりもうまく進みません。例えば、頭の中では、目標から逆算をして「このタスクをやればいい」というところまで細分化をして、それを実行すれば目標達成できる戦略を立てます。そして、戦略を立てたときは、目標達成できそうな気しかしません。ただ、実際にやってみると意外と戦略通りに行くことは少ないのです。

それは、細分化した「タスク」は問題なく完了する前提で戦略を立てるからです。そして、立てた戦略が思い通り進まないたびに、自分の能力の低さに絶望してしまいます。ただ、最近はうまくいかないことが多すぎて、うまくいかない前提で戦略を立てるようになったので、メンタルも安定してきました。さらに、うまくいかない前提で考えると「第二案」「第三案」と別のパターンの戦略も立てることができ、リスクを最小限に抑えることができます。

そう考えると、常に「自分は無能だ」と思って行動した方が、結果的にうまく行くのではないかと思います。それは2つの意味があって、1つは、「自分の頭で考えて過ぎても無駄だから行動しよう」と割り切ることができて、結果的に前に進むことができることです。2つ目は、「頭が悪い」という前提に立つと、さっき言ったようにリスクを最小限に抑えられることです。「行動できる」と真逆の内容と思われるかも知れません。ただ、「頭悪くて考えても無駄だから行動しよう」と動き回りながらも、「頭悪いから気をつけないと事故ってしまう」という危機管理能力も働いているのです。

さらに、実は最近は特に「自分は頭が悪い」という前提に立つことのメリットが大きくってきました。というのも「生成AI」が出てきたからです。

生成AIは、明らかにほとんどの人間より頭がいいです。ただ、普通の人は「人間よりも頭がいいわけがない」という固定概念あるので、生成AIに考えさせることを躊躇います。でも、僕は頭が悪いので、なんでもかんでも生成AIに考えさせるのです。そうして使っているうちに「生成AI」の凄さに気がついたという面もあります。

しかも、今後さらにAIの知能が上がっていくと考えると、思考をアウトソーシングしない手はありません。自分が何をやりたいのかだけ自分が考えて、そこにたどり着くための方法論はAIを頼りまくるというのが、これから成功していくための必要なことだと思います。そう信じて、明日もAIと協力して目の前のタスクをこなしていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?