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雨あがり(2024.6.21)

にわのシャベルが
いちにち ぬれて
あめがあがって くしゃみをひとつ
くもがながれて ひかりがさして
みあげてみれば
ラララ
にじが にじが
そらにかかって
きみの きみの
きぶんもはれて
きっとあしたは いいてんき
きっとあしたは いいてんき

童謡「にじ」

先日、来客用のスイカを切り分けているとき、小指を切ってしまって、お医者さんに縫ってもらいました。今日は抜糸の日でした。

道中は雨が降っていましたが、病院を出るころにはすっかり晴れていたので、傘立てに傘を忘れてきてしまいました。(後ほど、取りに行きましたが。)

帰って夕飯を作って、まだ明るかったので、息子を連れ、近所の公園へ泥遊びをしにいくことに。



合歓木

全身泥だらけになって遊ぶ子どもの姿は微笑ましいものですが、息子は変なところ潔癖症なので、30分もたたないうちに、みるみるテンションが下がってしまいました。神妙な顔つきで、「お風呂に入る……」と呟いています。


ああ、世の親たちにお願いする。子供には「もっと急いで!」などとはけっして言ってはいけないんです。

『記憶よ、語れ』より

「(子に対する)親の仕事は、待つこと」と書かれた文章を見たことがあります。たしかにそうだな、とそのときは頷いたものですが、数年も経つと覚えたはずの言葉は薄れてしまって、生来のせっかちが顔を出し、なにかと子どもを急かせてしまうようになりました。

子どもにとっては、「より道」こそが「本当の道」なのかもしれないなあ、と思ったり。


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