十角館の殺人、読了。なんじゃこりゃあ!ネタバレあり!
(ハア!?っとして清々しい気持ちの図です笑)
十角館の殺人読み終わりました!
もー、話したくてしょうがない(笑)
よく、推理小説のネタバラシをしようとして怒られるシーンあるじゃないですか。
ほんと、言っちゃダメだなあって思いました。
真相がわかった時の、脳が活性化する感じ…✨
自分で解いたわけでもないのにこれなんだから、世の名探偵達はそりゃあミステリーの虜になるでしょう…。
ネタバレありなので、読んだことある人向けの感想です!
問題のシーン
「は?あれ?今なんて言った?」
ってなりました。(語彙力)
本当にサラッと書いてあるから、
もしかして、守須って元研究会員だったっけ?
それで、あだ名は後輩に継承されてるんだっけ?
と、前のページ戻ったりしてました。
江南がコナン・ドイルなら、守須はモーリス・ルブランでしょ?
漫画の話になりますが、名探偵コナンに出てくる人物は推理小説名探偵由来の名前が多いです。
主人公の江戸川コナンは江戸川乱歩とコナン・ドイル。
幼なじみの毛利蘭はモーリス・ルブラン。
そのおかげで知ってたんですが
守須はそのままモーリスなんだろうなあって、先入観がガチガチにできてしまいました。
守須がカミングアウトするシーンは驚きました!
私が怪しんでいた人
読んでた時に、推理研究会メンバーそれぞれの気持ちや心情が書かれてたりするので、
これが本当なら、犯人じゃなさそうだよなあって、犯人候補から外れてたんですが、私が怪しんでたのはオルツィとポゥでした。
オルツィは合宿を楽しんでる様子ではなかったし、
「過去のことで追悼の意を込めて角島に来た」と書かれてました。
ポゥはオルツィの幼なじみで、隣の部屋。医学部で薬の知識もある。
オルツィの死を確認したのがポゥだけ。
→オルツィは死んでないのでは?
と、またまた先入観。
先入観が、ミスリードに迷い込む一番の原因!
完全犯罪のトリック
探偵推理小説でルールを作った小説家がいます。
ヴァン・ダインの二十則(S・S・ヴァン・ダイン)
ノックスの十戒(ロナルド・ノックス)
小説を読む際に、読者も推理ができるように、作者もルールに則って小説を書く、と決めた推理小説家もいたんですね。
超能力や未知の薬が出てきてはならない…。とか。
ただこれは探偵が出てくる小説の話。
十角館の場合、一見、エラリィや江南が探偵役に見えますが、彼らは探偵ではないので、最終的には犯人の完全犯罪で終わりました。
(神に委ねるという形にしてましたが)
読み返してみれば、風邪をひいて寝込んでる。朝に顔は出すので十角館にはいる。(ように見せかけていた。)
アガサの死体を見つけて驚いてる(予想してなかったタイミングだったから)
絵は進行してる。(3枚作ってあった)
部屋には誰も入っていないから持ち物はわからない。
確かに、不可能ではない…。
何より、
推理研究会のメンバーは皆、終盤まで本名がわかりません。
本土の人間は本名なので、別々の人間だと、思い込みます。
しかも江南の件で苗字に関係してると、勝手に思い込みました。
いや本当に、思い込みと先入観のせい!
最後のネタバラシで、ひっくり返ったような感覚が清々しかったです。
一生忘れないと思います。
いやー面白かった!
夜寝る前に少しずつ読ん出たんだけど最後は夜更かししてしまった。
実写化したと聞きましたが、映像化する時はどうするんだろう?と思いました。
だって、ヴァンと守須を同じ役者さんにするわけにはいかないでしょ?
角島と本土を交互に描くことはしないのかな?
漫画版もあるそうですが、どうなんだろう?
これからみなさんの感想巡りをしたいと思います!(やっと巡れる)
引き続きまた面白そうな小説、読んでいこうと思います😆
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