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EVO2024の参加人数をから見る格ゲーのパワーバランス|EVOJとの比較も含めて

Ⅰ前書き

 2024年に総参加者数が1万人を突破しました!
 延べ人数で1万人は過去にも突破していたのですが、総参加数1万人超えは初めてのこととなります。
 また、アメリカで開催されるEVOは基本的に分家であるEVOJapanよりも参加者が多い傾向にあります。
 そのため、日本よりも大規模な大会が開かれている点に注目してください。

Ⅱストリートファイター6の解説

 今年は5265人が参加します。
 発売初年度の2023年度は7061人であり、2年目となっても5000人を維持できているモンスタータイトルとなっています。
 スト5発売初年度が5107人と考えると、2年たっても前作の参加者を超えている点でも人気がうかがえます。

 EVOJapan2024でも4851人が参加しており、EVOJapan史上最も参加者が多いタイトルとなりました。

 基本的には参加者数1位を獲得するタイトルです。
 例外は2018年と2019年、2022年のみとなります。

Ⅲ鉄拳8の解説

 今年は4646人が参加する大型大会です。
 鉄拳は過去2000人超えた参加人数になったことがなく、過去最も参加者が集まった2019年の1885人であり、そこから計算しても2.5倍近い参加者になります。
 基本的には1500人前後で推移しているタイトルのため、体感としては3倍近い参加者になっているのではないでしょうか?

 また、ここ数年では唯一の3D格ゲーであり、鉄拳シリーズの参加者は他タイトルに同時参加しない傾向が強いです。
 そのため、鉄拳の参加者が増えるとEVOの総参加数は増加傾向になります。。

 EVOJapan2024では1216人にとどまっており(それでも大規模ですが)、海外人気を証明する形となりました。

Ⅳギルティギアストライブの解説

 今年は2058名が参加し、3年連続2000人超えの参加者を達成しました。
 他タイトルとは異なり、3年間という長期にわたって参加人数を維持している珍しいタイトルです。

 オープニング曲が英語の歌詞によるボーカル付きのものである影響もあり、TOP6直前では会場でOP曲の合唱が行われます。

 前作までは参加者が1000人未到達でしたが、最新作では世界同時発売など様々な施策を行い急成長を遂げました。

 EVOJapanは890人の参加者(かなりの大規模ですが)となっており、こちらも海外で人気が爆発しているであろうタイトルです。

Ⅴストリートファイター3 Ⅲrd STRIKEの解説

 1999年に発売されたストリートファイター3の最終バージョンです。
 スト3自体は1997年発売であるため、27年前の作品ということもできます。

 今年の参加者は1000人を超え、最後に行われた2009年の大会よりも参加者が多い可能性があります。

 EVOJapan2024では500人弱のため、こちらもEVO本家のほうが参加人数が多い点が意外でした。

 ちなみに、日本では毎年クーペレーションカップという5on5の大会が開かれているので、興味があったら調べてくださいね。

Ⅵグランブルーファンタジーヴァーサス ライジングの解説

 今作は1000人を超え、シリーズ史上最大の大会となりました。

 前作は2020年に発売したものの、パンデミックによってEVOはおろかオフイベント自体が自粛となりました。
 その結果、競技シーンが盛り上がらず、EVO2022での参加者500人台を最後にEVOのメイントーナメントから消えました。

 最新作はEVOJapan2024でも750人を超え、競技シーンの注目度も前作より上がっているように感じます。

まとめ

 今回はメインタイトルのうち参加者が多い上位5タイトルについて感想などを書きました。
 前年度や前作よりも参加者が多いので、格ゲーユーザー増えているのを感じます。
 来年は餓狼伝説が26年ぶりに新作を出しますし、LoLやハンター×ハンターの格ゲーも発売されます。
 特に餓狼とLoLの格ゲーはEVO2025やEVOJapan2025のメインタイトルになりそうなので、今から楽しみです。
 既存のタイトルは参加者がなるべく減らないように、新規タイトルは参加者が多くなるように祈りたいと思います。

 また、パンデミック前に1500人を超えていたブレイブルーやサムライスピリッツ、ドラゴンボールファイターズなども、新作が出ればまた盛り上がるはず。
 こちらは願望でしかありませんが、選択肢が多いことで、格ゲー人口が増えてもらえると嬉しい。


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