自分らしく生きる

昨日、初めて職場のミーティングで司会をした。
特にやりたくなかったし、興味もなかった。
だから、適当にやり過ごそうとした。

内容も分かっていなくて、
司会をするスキルもなかったので、
大恥をかいた。

周りの苦笑いと視線が苦しかった。

私は何をするにも人の何倍も時間がかかってしまう。
これまで、特に仕事というフィールドでは、周りの期待にも応えられず、同期からも後輩からもどんどん追い越されていくのが大変つらかった。
時間がかかりすぎて”できない”とみなされて、いろんな部署をたらい回しになることもあった。
そして私も、時間をかければできる、と思える精神力も経験も持ち合わせていなかった。
20代、多分30代に入っても、それが辛くて、入社した会社も長く続けられず、すぐにやめて、
新しい会社を見つけて、希望を持って入っては、やっぱり続けられずに
逃げ出すのを繰り返したから、同世代と比べれば、私は何もできない。

年齢を重ねれば、何もしなくても、できることが増えるわけじゃない。
できることをコツコツ増やすからこそ、年齢を重ねた時に、若い時より器用に生きられる。

もう40代に差し掛かろうとする、今、
私はようやく、それを受け入れて、周りと違っても、白い目で見られても、
それでもやっていこうという覚悟と、それに耐える精神力が身についてきた。
”私は私を信じる””私はいつも私の味方”

そもそも、会議で全員に白い目で見られた、とか、浮いた、とか、
「だから?」なのだ。
その人たちは偉人なのか、なんでも器用にできるのか、
なぜその人たちに認められる必要があるのか?
悪口言われたら、見下されたら、ガッカリされたら、死んだりするの?
一生付き合っていかないといけない人でもないし、
どうでもいいことなのだ。

これまで、容量の悪さや、覚えの悪さ、不器用さで
たくさん恥をかいた。
ここまで生きてきたということは、その生きづらさとずっと戦ってきたということ。そんな自分を許して、優しくしてきたということ。
そんな自分でも丸ごと受け入れた。

その経験と心を持ちながら、
次は、スキルを身につけていく。
だから私の40代はどんどん楽しくなって、
どんな人にも優しく、自分に優しく、そして強く生きる自分になれるんじゃないかと思う。

それが楽しみだ。


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