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「記述力」のベースは「読解力」にあり!!

みなさん こんにちは!
”ぶんトレ”代表の泉名亜樹(せんみょう あき)です。
 
私は長年、学習塾講師や家庭教師として国語の指導を行ってきました。
そこで子ども達によく言われるのが
「記述問題も作文も苦手で書けない!」
というものです。
 
こう聞くとほとんどの方が「記述のトレーニング不足」が原因だと思われるのではないでしょうか。
 
でも、じつは「記述力」のベースは「読解力」にあるってご存じでしたか?


「記述力」のベースは「読解力」


「記述」が苦手な子は、その前提となる課題文やテーマの「読解」ができていない場合が多いです。
そもそも「読解」ができていないのに「記述」ができるわけがないのです。
そして「記述」に必要なスキルや知識は、「読解」に必要なスキルや知識とほぼ一致しています。
  
【読解に必要なスキルや知識】
・思考力(論理的思考力,批判的思考力,イメージ力)
・速読力(理解しやすい速度で読める,制限時間内に読み切れる)
・ワーキングメモリ(作業記憶, 作業に必要な情報を一時的に保存し処理する能力)
・基礎知識(語彙,文法,構成など)
・要約力(まとめる力,言い換える力)
・体験(読書などによる疑似体験含む)

【記述に必要なスキルや知識】
上記、読解力に必要なスキルや知識に加え
・記述の経験値

何だかたくさんあって、嫌になってきましたか?(笑)
でも大丈夫です。
のちほど、効率良く効果的にトレーニングできる方法を紹介しますので!
 

「記述力」を身に付けたいなら、まず「読解力」を身に付けよう!

■「読むこと」の重要性


「記述力」のベースに「読解力」があるとご説明しましたが、そもそも「読むこと」自体が構成・語彙・話題についてのデータ集めです。
 
読書(文章を読むこと)が好きな人は、文章を書くことも得意な人が多いですよね。
それは、たくさんの文章を読むことで
  ・構成(文章の流れ)
  ・自分がいつもは使わない言葉(語彙)
  ・話題になっていることがらについての一般論や、様々な意見

などを、自然に覚えてしまうからです。
 
文章というものは自分の中から勝手に沸いて出てくるものではありません。
書くことが得意な人は、今まで読んだ文章からデータを集め、それを元に自分の書きたい話題や言葉、言い回しを選んでひとつの文に組み直し、そこに自分の意見を添えることで、オリジナルの文章に仕上げているだけなのです。

ほとんどの方はこれを”無意識”で行っているため、「読解力」が「記述力」のベースになっていることに気付きにくいのですね。 

■「読み解く」読み方をしよう!

読むことの大切さはご理解いただけたと思いますが、ここで必ず意識して欲しいことがあります。
 
それは、本当の意味での「読む」とは「字づらを追うこと」ではなく、「内容をイメージしながら正しく理解し、かつ自分の意見を持つこと(読み解くこと)」だということです。

「読解力」ですから、内容を「読み解く力」なのです。
 
特に国語が苦手な子は、「読む=字づらを追うこと」だと思っている場合が非常に多いです。
「字づらを追うこと」は「読む」ではなく「見る」でしかありません。
大人も案外、読んでいるつもりでも、見ているだけのことが多いものです。
ぜひ「読み解く」読み方をしてください!

■そうは言っても、たくさん読むのは苦痛だし時間もない…


そんな声が、そこかしこから聞こえてくるような気がしますね(笑)
たしかに、現代人は子ども大人も忙しいですから、改めて読書の時間を作るのは難しいですよね。
 
そこで私は、いつも読んでいるもの、例えば学校の教科書や、新聞やネットニュースなどの読み方を「見る」から「読み解く」に変えることで、結果的に読書量を確保してしまうことをお勧めします。
 
「筆者はどんな意見なのか、自分は賛成か反対か」ということを考えながら読む癖をつけるだけでも記憶への残り方が格段に上がり、効率的に学べるのです。
 
宿題や予習の時間、通学・通勤などの隙間時間を使って、「制限時間のある中で考えながら読むトレーニング」をすることで、先ほど述べた「読解に必要なスキルや知識」のうち「思考力、速読力、ワーキングメモリ、疑似体験」などをある程度カバーすることができます。
 
一方で、基礎知識要約に関しては、自力でのトレーニングは難しいですから、専門の先生に指導していただいた方が早く習得できると思います。
(ちょっと宣伝になってしまいますが、”ぶんトレ”でも指導に力を入れている分野です。)

読むことに慣れてきたら、興味のある分野の本から少しずつ読書量を増やしていけると、なお良いですね。


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