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作文と小論文って何がちがうの?

みなさん こんにちは!
”ぶんトレ”代表の泉名亜樹(せんみょう あき)です。

突然ですが みなさんは「作文と小論文のちがい」を知っていますか?
 
何となく
 ●作文は書く内容は簡単で、学校の課題として書くもの
 ●小論文はちょっと難しい内容で入試や就職試験の課題として書くもの

という漠然としたイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
 
もちろん、それも間違いではありません。

でも、もう少し正確に知っていないと、学校の課題が出る度に親子で頭を悩ませることになりますし、入試や就職試験で合格できる作文・小論文を書く(書かせる)ことは難しいですよね?

そこで、今回はそのちがいを説明していきます。


作文と小論文のちがいを知ろう!

ちがいを簡単にいうと
 ①書く内容がちがう
 ②構成がちがう

の2点です。
 
では、具体的にどうちがうかを説明していきますね。
 
ただし、ひとくちに「作文」といっても学校の宿題や作文コンクールに出展する感想文型の作文と中高入試で課される作文は、じつは別物です。
中高入試の作文は内容も構成も「小論文」に準じますので、まずは学校の作文の内容と構成についてお伝えしていきます。

学校の作文(感想文)の内容と構成

■内容:身近な話題
    面白く、個性的に、自分らしく、思ったことや気持ちを素直に書く

■構成:「起承転結」の4段構成
    読み手の興味や関心を引く魅力的な文章になる構成

四段構成といわれてもピンと来ないという方は、四コマまんがをイメージしていただくとよいでしょう。四コマまんがは正に起承転結の四段構成になっています。起でシーンが始まり、承でストーリーが進み、転で急展開、結でオチがつく、という流れですね。

作文に当てはめると、「起」で話題を紹介し、「承」で話題の説明をし、「転」で一番伝えたい内容(心に残った出来事など)を主張し、「結」で意見や感想をまとめる、という流れになります。

この構成で書くことで読み手の興味関心を惹きながら面白く読ませる効果があると、私は考えているので、学校の作文は四段構成をお勧めしています。

入試や就職試験の作文・小論文の内容と構成

■内容:世間で問題になっているような話題(時事問題など)
    自分の考えを答えるもので、独自性、もしくは高度性のある(レベ
    ルの高い)内容を、事実(data・資料)や先行研究などを用いて客
    観的に、かつ論理的に書く

■構成:「序論・本論・結論」の三段構成
    読み手が主張を理解しやすい構成

「序論」で問題提起と意見提示をし、「本論」で意見の理由や根拠を
資料やデータなどを用いて述べ、「結論」で意見のまとめや解決策の提示をする、という流れで書き、読み手が主張を理解しやすい構成にします。


まとめ

作文と小論文のちがいは

■学校の作文(感想文)
 身近な話題について、思ったことを自分らしく「起承転結」の四段構成で
 書く

■入試や就職試験の作文・小論文
 世間で問題になっているような話題について、客観的な根拠を元に、独自
 の考えを論理的に、三段構成で書く

ということでした。

でも、残念ながら、ちがいを理解しただけで作文や小論文が書けるようになるわけではありませんし、ただたくさん書けばうまくなるわけでもありません。

次回は
「作文や小論文ってどう書けばいいの?どう教えればいいの?」
というテーマでお伝えしたいと思います!


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