文徒インフォメーション Vol.1

Index------------------------------------------------------
1)【Book】文春OBの二冊 有吉本が増刷 
2)【Publisher】KADOKAWAの決算
3)【Advertising】南国市がDHCと協定解消 宝島社の「政治」広告
4)【Digital】「実業之日本フォーラム」誕生 世界を目指すマンガ
5)【Magazine】創刊40年の「ビーパル」 二代目竹中労!?
6)【Marketing】資生堂インタラクティブビューティーの衝撃
7)【Comic】魚豊「チ。-地球の運動について-」とハンナ・アーレント
8)【TV&Radio,Movie】米・セブンイレブンがテレビCM再開
9)【Newspaper】外報頼りの新聞ジャーナリズム
10)【Bookstore】 小さな本屋さんに注目
----------------------------------------2021.5.10-14 Shuppanjin


【Book】文春OBの二冊 有吉本が増刷

◎「われ清盛にあらず」(祥伝社)の若木未生がツイートしている。
《徳間書店
「ハイスクール・オーラバスター・リファインド」
最終巻
脱稿いたしました
1989年からずっと、ハイスクール・オーラバスターと一緒に生きてきました
永らくおつきあいいただいた皆様に、深く御礼申しあげます
ありがとうございます
最終巻のタイトル、刊行時期などについてはまた改めて…》
https://twitter.com/wakagimio/status/1390434001945460737

◎朝日新聞の書評欄に私どものスタッフのひとりである高崎俊夫の名前が踊った。高崎が編集を担った「秋山邦晴の日本映画音楽史を形作る人々/アニメーション映画の系譜書評」が取り上げられたのである。
《本書は音楽評論家の秋山邦晴が1970年代、キネマ旬報に連載した文章をまとめたもの。早坂を始め、伊福部昭や武満徹ら多くの作曲家へのインタビューを絡めた評論になっている。
秋山は抽象的な印象でなく、具体的に実証で説得する。「羅生門」の音楽を早坂がどう作ったかを分析した章を読むと、必ず映画を見たくなる。》
https://book.asahi.com/article/14344111

◎文藝春秋で専務取締役をつとめていた寺田英視が文春新書から「婆娑羅大名 佐々木道誉」を刊行したのだが、読み終えて巻末の参考文献を眺めていると中村直勝の名前を発見した。実は芸能やら差別やらに強い関心を抱いてきた私も中村直勝の影響を少なからず受けている。
中村といえば、南朝史の権威として戦前から知られている歴史学者であり、戦後は公職追放の憂き目も味わっていることで知られているが、中村は転向することなく、1953年に「足利ノ尊氏」(アテネ新書)を刊行している。ここで中村は「虚妄の戦後民主主義」に幻惑されることなく、尊氏を「逆賊」と呼んでいる。私からすると、例えば次のような言い回しが好きなのである。河原書店というステキな名前を持つ版元から刊行されている「東山殿義政私伝」だ。
《乱前は、一つの憧れのあっての風流であった。文化生活に身を委ね、東夷の汚臭を脱せんとする哀れな心からであったが、乱後のそれは、退屈の結果、その不満の捨て所として、身分を弁えず、身分を超えて、身分を破って、の風流三昧で、その心底には、不健全なる何物かが巣組んでおる事を、認めねばならぬ。》
中村は肯定しているわけではないのだが、身分を弁えず、身分を超えて、身分を破っての破れかぶれの風流三昧に私は強く惹かれた。ちなみに林屋 辰三郎も中村の弟子筋にあたる。
そう林屋も「佐々木道誉―南北朝の内乱と太平記の世界」を平凡社から刊行している。しかし、私が中村直勝に出会ったのは、林屋ではなく網野善彦の「日本中世の非農業民と天皇」を通じてである。いずれにしても寺田英視は自らを佐々木道誉に重ね合わせているのは間違いあるまい。とすれば寺田にとっての後醍醐は誰であったのだろうか興味津々である。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166613106

◎東京新聞が5月9日付の書評で木俣正剛の「文春の流儀」(中央公論新社)を取り上げている。
《砲ではない。ペンの戦いだと言うのは、『文藝春秋』『週刊文春』編集長を務めた著者である。人を倒すために書くのでなく、読者に人を判断してもらうため記事にするのだ、という。「文春砲」なる異名は好かない、と明言する著者が語るのは、文藝春秋という出版社の社風であり実態である。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/102868
私には木俣の「古さ」が味わい深いのだ。私は「古さ」を否定しているのではない。懐かしいし、愛おしいとさえ思えるくらいだ。

◎デイリースポーツは5月11日付で「有吉弘行 11年前の著書が重版、夏目三久との結婚効果か、3冊帯を新調」を掲載している。
《フリーアナウンサーの夏目三久(36)と結婚したお笑いタレントの有吉弘行(46)が2010年に出版した書籍「お前なんかもう死んでいる プロ一発屋に学ぶ50の法則」(双葉社)などに重版がかかり、再ヒットの兆しを見せている。帯が結婚を祝ったものに新調。特需を期待している。
発行元の双葉社によると、重版がかっているのは「-50の法則」のほか「毒舌訳 哲学者の言葉」「現代用語のクソ知識」の3冊。結婚発表後に同社が出版する有吉の日めくりカレンダー「有吉弘行365日くらやみカレンダー」の爆発的な売り上げがあったことから文庫本も帯を新調し、重版へと踏み切った。》
https://www.daily.co.jp/gossip/2021/05/11/0014315599.shtml
丁寧に売るということは本当に大切である。

◎毎日新聞は5月10日付で「Interview 中村文則さん(作家) 理不尽生き抜く『祈り』 コロナ禍も記録『カード師』刊行」を掲載している。
《本作は朝日新聞紙上で2019年10月から20年7月にかけて連載された。中世ヨーロッパのペストの流行や魔女狩りなど、残酷な現実に翻弄された人々の話が挿入され、やがて物語は、新型コロナウイルスの感染が広がる現在の世界に至る。
「連載の当初はコロナのことなんて想像もしませんでしたが、世界が一変したことを小説にも記録すべきだと思いました。感染拡大が始まる前に書いた箇所で既にペストに触れていたり、違和感なくつながったのが書きながら不思議でした」》
https://mainichi.jp/articles/20210510/dde/014/040/006000c

◎女性初、黒人初、アジア系初のアメリカ副大統領カマラ・ハリスの初の自伝「私たちの真実 アメリカン・ジャーニー」が光文社から刊行される。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000839.000021468.html
これは読みたい。

◎大和書房から水口素子の「酒と作家と銀座老舗文壇バーのママが見てきた」が刊行された。「ザボン」のママである。「眉」の出身だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000261.000033602.html

◎双葉文庫ルーキー大賞受賞作品「彼女が花に還るまで」が5月13日に発売された。既に発売前重版となっている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000237.000014531.html

◎小説家・井上荒野のツイート。
《「何が言いたいのかわからなかった」という読者レビューを目にするたびに(見なきゃいいんだけど)、「何か言わなくちゃだめなのかな」と思ってしまう。》
https://twitter.com/arereno/status/1392654478545879041
何か言いたいというだけなのであれば、わざわざ小説を選択する必要はない。むろん、「作品」の立場として言っている。


【Publisher】KADOKAWAの決算

◎KADOKAWAは4月30日に2021年3月期連結決算を発表した。売上高は一部事業においてコロナ影響を受けたものの、DXによる継続的なコンテンツ創出とそれに対する強い需要を背景に前期比2.6%増の2099.47億円、営業利益は成長性と収益性の高い重点領域である書籍、アニメ、ゲームが大幅に成長し、前期比68.5%増の136.25億円、経常利益が同63.5%増の143.69億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同18.4%増の95.84億円となった。売上高、営業利益ともに過去最高を達成したことになる。
出版が大きく伸びた。出版事業の売上高は前期比10.5%増の1295.76億円、セグメント利益(営業利益)は同105.5%増の128.41億円。紙書籍の売上高が前期比6.8%増、電子書籍が前期比29.6増と、紙もデジタルも前期を上回っている。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9468/ir_material_for_fiscal_ym1/99258/00.pdf
KADOKAWAもコロナ禍における勝ち組なのである。

◎5月31日付で岩波書店の社長に就任する現取締役執行役員編集局部長の坂本政謙は岩波書店にとって初の直木賞となった「月の満ち欠け」(佐藤正午)の担当だ。
https://this.kiji.is/764449535683493888
https://twitter.com/nmisaki/status/1391737001854914562

◎岩波書店の社長に就任する坂本政謙は八戸の出身だ。
https://www.daily-tohoku.news/archives/64437


【Advertising】南国市がDHCと協定解消 宝島社の「政治」広告

◎共同通信は5月6日付で「南国市がDHCと協定解消 高知、差別文章『不適切』」を配信している。
《化粧品会社ディーエイチシー(DHC)のウェブサイトで、吉田嘉明会長名で在日コリアンを差別する文章が掲載されている問題を巡り、高知県南国市は6日、文章を「不適切」と判断し、DHCと結んでいた包括連携協定を解消する方針を明らかにした。》
https://this.kiji.is/762877833125347328?c=39546741839462401

◎集英社は「呪術廻戦」のコミックス最新16巻が6月4日に発売されることを記念して、特設サイト「渋谷事変之景」が6月1日から順次公開されることになった。
https://mantan-web.jp/article/20210509dog00m200007000c.html
UNIQLOのグラフィックTシャツブランド「UT」は、「呪術廻戦 UT」第1弾を6月4日(金)より発売する。
https://www.fashion-press.net/news/72769

◎UHA味覚糖はTVアニメ「鬼滅の刃」オリジナルシール付き第三弾商品「ぷっちょ袋 グレープ味」を5月24日より全国発売する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000011343.html

◎今年も新茶の季節がやって来た。サントリー緑茶「伊右衛門 新茶入り」が5月18日(火)から期間限定で発売される。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000322.000027480.html

◎博報堂のプロジェクトチーム「博報堂シニアビジネスフォース」は、オースタンスの調査・ビジネス推進組織「趣味人倶楽部シニアコミュニティラボ」と共同で、日本最大級のシニアを対象としたSNSコミュニティサイト「趣味人倶楽部」(しゅみーとくらぶ)の会員(60-94歳)を対象に、コロナ禍がアクティブシニアにどのような影響を及ぼしているかについて2021年3月に調査を行なった。その結果、次のようなことがわかった。
●「ネットニュースを読む」は減ったが、「動画投稿サイト」「ネットショッピング」「WEB会議ツー ル」など、1年前と比べ10pt以上増加し、オンライン行動の多様化が見られた。
●「コロナ前と比べネットショッピングの利用が増えた(20年:9.6%→21年:30.5%)」と答えた人は約3倍に。
●コロナに関する情報収集は、昨年と変わらず「テレビ(9割)」と「ネット(8割)」が二強。 女性と後期高齢者は「家族」からの情報収集が上昇。
●孤独を感じている人は昨年より増加(20年:39%→21年:44.8%)。 「女性」及び「後期高齢者」で上昇。女性の2人に1人はコロナ前と比べ孤独に。「エンタメコンテン ツ」と「メッセンジャーアプリ」で孤独を癒す。
https://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2021/05/20210511reviced.pdf

◎明治は、5月11日(火)より、“アニメ「鬼滅の刃」×明治おいしい牛乳隊 名前入りオリジナル画像ダウンロードキャンペーン“ を実施している。セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート各コンビニエンスストア ”限定” で3種類ずつ、計9種類(9柱)のデザインの待ち受け画面が用意され、対象商品を2点以上購入して、シリアルコードを専用サイトで入力すると、「鬼滅の刃」に登場する柱達が描かれたオリジナル待ち受け画面がもらえる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac4ea0e4dc5f0b47769461f0a83ec1af0261b311
また、また、明治おいしい牛乳公式Twitterアカウントをフォローし、対象のツイートをリツイートすると抽選で100名に「明治おいしい牛乳隊 オリジナル認定証」をプレゼントするキャンペーンも実施中だ。
https://www.meiji.co.jp/products/brand/meijioishiigyunyu/open2104/

◎「竈門禰豆子」の衣装とヘアスタイルのリカちゃんを5月29日に発売予定のタカラトミーでは「鬼滅の刃」とコラボして、無限列車をプラレールにし、トミカでも第二弾も、この夏に発売される。
https://www.takaratomy.co.jp/product_release/pdf/p210510.pdf
https://news.yahoo.co.jp/articles/420ebcde35ddc704e617d9ad31365721f0a4e155
https://www.takaratomy.co.jp/products/kimetsu/
「鬼滅の刃」に全集中のタカラトミーである。

◎デイリースポーツは5月12日付で「宝島社、朝日新聞の編集姿勢を評価と説明 衝撃の『政府批判広告』の意味とは」を掲載している。
《また、出稿先として3紙を選んだ理由も説明した。朝日新聞については「政府の姿勢に切り込む記事が多いことで知られる新聞紙のため、今回の広告クリエイティブとの親和性を意識して」と、編集方針を評価したことを明らかに。読売新聞については「幅広い読者層に効率的に訴求するため」と、発行部数を意識した回答。日本経済新聞については「働き盛りの世代に自分事化してもらうことを意識して」とした。》
https://www.daily.co.jp/gossip/subculture/2021/05/12/0014319680.shtml


【Digital】「実業之日本フォーラム」誕生 世界を目指すマンガ

◎「AFP BB NEWS」は5月7日付で「ツイッター、トランプ氏の投稿宣伝するアカウント停止」を配信している。
《米ツイッター(Twitter)は6日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領のブログ記事を宣伝して、同氏のアカウント凍結措置を回避しようとした複数のアカウントを停止したことを認めた。》
https://www.afpbb.com/articles/-/3345581

◎実業之日本社は、朝日新聞の大物OB・船橋洋一を編集顧問に迎え、日本の国益を考える言論・研究プラットフォーム「実業之日本フォーラム」を設立した。「実業之日本フォーラム」は①「国益」を考える言論・研究プラットフォーム、②地政学・地経学をバックボーンにしたメディア、③「ほめる」メディアだという。船橋はさしずめ新渡戸稲造を目指すことになる。リリースには、こうある。
《「実業之日本フォーラム」は、単なるニュースメディアではなく、大きなパラダイムシフトが起こりつつある世界経済や安全保障のダイナミックな動きとメカニズムを、地政学・地経学をバックボーンにしたストーリーとファクトで俯瞰的に描くとともに、分析の基礎となるデータも常にアップデートすることで、わが国の国益に資する情報・研究プラットフォームとなることをめざします。
また、創業者・増田義一は「批判するよりもほめることで人や社会を良くしていく」というユニークな編集方針を掲げていましたが、その精神を受け継いで、事を成した人や新たな才能を積極的に紹介し、バックアップしていく所存です。》
https://www.j-n.co.jp/news/?article_id=611
https://forum.j-n.co.jp/advisory-editor/

◎「honto」は、詩人で社会学者の水無田気流の「多様な社会はなぜ難しいか 日本の『ダイバーシティ進化論』」(日本経済新聞出版)を題材にしたオンライン読書会を2021年5月14日(金)に開催する。参加費は①フル参加枠(参加者同士の対話・著者への質問あり):1,000円(税込)②視聴枠(対話なし・視聴のみ):1,000円(税込)。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000633.000009424.html

◎「アエラドット」は5月8日付で「首相会見に参加もAERAdot.記者また指名されず なぜ、10回連敗なのか」(吉崎洋夫)を発表している。
《前2列は記者クラブの指定席で座ることができない。最後尾の列は記者クラブに入っていない雑誌やネットメディアやフリーランスの席になっているという。》
《ここで、前列が2名指名されたあとに、最後列で1名指名される法則があることに気づく。》
《安倍首相時代も含めると10連敗。ここまで指されないと何が原因でもあるのかと勘ぐってしまう。不名誉な連敗記録はいつまで続くのか。》
https://dot.asahi.com/dot/2021050700060.html?page=1

◎集英社の「少年ジャンプ+」は2019年1月に海外向けサービス「MANGA Plus」(マンガプラス)をローンチした。当初は英語版だけであったが、スペイン語版、タイ語版、インドネシア語版、ポルトガル語版も加わった。「DIGIDAY」は5月10日付で「集英社『ジャンプグループ』が挑む、 世界同時ヒットの青写真 :『MANGA Plus by SHUEISHA』が秘めた可能性」を公開している。
《サービスを続けていくなかで、ヒット作品を生み出すための新たな手法が芽吹いてきた。そのカギとなるのが「世界同時」だ。
たとえば「少年ジャンプ+」で連載されている人気作品『SPY×FAMILY』。現在、コミックスを6巻刊行し、累計発行部数は800万部を超えるヒット作品となっている。『SPY×FAMILY』は、「少年ジャンプ+」と同時に「MANGA Plus」でも連載をスタート。すると日本だけでなく、海外でも人気を獲得する作品へと瞬く間に成長した。》
《従来の手法であれば、日本での売上実績をリサーチしたうえで、海外のライセンシーが自国での出版権利を獲得するべくパブリッシャーに交渉することが多い。しかし、同作では「MANGA Plus」の反響を鑑みて、日本でコミックスが刊行される前に翻訳のオファーが来たという。さらに国内メディアよりも早く、作品の映像化についての打診もあった。
「これまでは日本でヒットした作品が世界へ伝播するのがスタンダードだった」と、細野氏は指摘する。「だが、これからは日本を含めて世界同時にヒットする作品が出てくる」。》
https://digiday.jp/publishers/mangaplus-shueisha/

◎講談社が運営するマッチング型マンガ投稿サイト「DAYS NEO」に、フランスのマンガ専門出版社「Ki-oon」と、講談社の女性誌「with」のWEB媒体である「with online」の2編集部が加わった。これにより「DAYS NEO」は既に参加している一迅社と合わせて「一度の投稿で3社23誌270人と出逢えるマンガ投稿サイト」になる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003243.000001719.html
講談社に限らず、大手出版社は自社でマンガ投稿サイトを立ち上げて、作家を囲い込もうとしているのだろう。

◎紙の時代から「ぴあ」の顔は及川正通のイラストだが、及川がアプリ版「ぴあ」の表紙をデザインしている制作過程が5月8日付「ウーマンエキサイト」に公開されている。
https://woman.excite.co.jp/article/lifestyle/rid_LP_P_PIA_106d1ae8_016c_44cc_8782_24835d6665f2/

◎日刊スポーツは5月9日付で「『ドラゴンボール』公式サイトが全地球人対応版に進化、鳥山明氏コメントも」を掲載している。
《鳥山明氏原作の漫画「ドラゴンボール」の最新情報を発信している「DRAGON BALL OFFICIAL SITE」が、主人公・孫悟空(アニメの声=野沢雅子)の名前にちなんだ「悟空の日」の9日「全地球人対応版」として進化した。同日、出版元の集英社が発表した。
世界中のドラゴンボールファンの要望に応え、それぞれの言語でニュースを発信できるよう、集英社運営の作品公式サイトとしては初の試みである日本語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語の5言語で、最新ニュースを配信。多言語対応となり、全地球人対応版として世界中にいるドラゴンボールユーザーに複数の言語で同時に最新ニュースを届ける。》
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202105090000342.html

◎ウェブ版「美術手帖」 編集長・橋爪勇介のツイート。わかる、わかる。
《SDGsのバッヂをつけたビジネスマンがコンビニのビニール袋をぶら下げて歩いている様はなんともシュールだ(彼にはビニール袋を買うに足る何らかの主義があったのかもしれないけど)。》
https://twitter.com/hashizume_y/status/1392113111541239808

◎実業之日本社が運営するウェブサイト「SnowBoarder」は5月31日をもって閉鎖されることになった。今後ウインターシーズンのゲレンデ営業情報やイベント開催などは、アウトドア・キャンプ誌「GARVY」(ガルヴィ)のウェブサイト「GARVY PLUS」にて発信していく。
https://www.snowboarder-mag.jp/%e3%80%8csnowboarder%e3%80%8d%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%88%e9%96%89%e9%8e%96%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b/

◎「Fashionsnap.com」は5月10日付で「ぶっ飛んだウェブサイトはどうやって生まれた?『ポパイ(POPEYE)』が壊すウェブメディアの常識」を公開している。
《ー「世界でここだけにしかない架空の街」というコンセプトについて教えてください。
記事をつくるマガジンではなくて、動画・音声などウェブでできることはなんでもやってみるサイトであるという意味で「街」と呼んでいます。小さなコミュニティとは違い、どんな価値観も受け入れ、だれも拒絶せず、いつでもどこからでも出入り自由なところが街の良さだと思っているのですが、そんなウェブサイトにしたいと思い、このコンセプトを掲げました。》
https://www.fashionsnap.com/article/popeye-new-web/

◎集英社の少女・女性漫画誌「りぼん」「マーガレット」「別冊マーガレット」「クッキー」「ココハナ」と、WEBマガジンサイト「デジタルマーガレット」、少女漫画アプリ「マンガMee」は、各誌の編集者や漫画家を講師とした「集英社の少女漫画学校」をこの夏より次の概要をもって開講する。
募集期間  6月1日(10:00)~7月15日(23:59)
募集人数  300名予定(応募者多数の場合、選考あり)
受講形式  オンライン(ZOOMによるウェビナー)
講義日程  8月4日~11月3日(隔週水曜日)までの全8回。
講義時間  19時~21時
受講料  11,000円(税込)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000224.000011454.html
https://shojomanga.shueisha.co.jp/
集英社のマンガ事業のデジタルトランスフォーメーションの肝は投稿サイトを立ち上げるだけに終わるのではなく、新人との接点を拡大することである。

◎朝日新聞デジタルの主要コースには、デジタル版の機能・コンテンツを全て利用できる「デジタルコース ※2021年6月8日よりプレミアムコースに名称変更予定」(月額3,800円)、コンテンツの閲覧本数制限付きの「シンプルコース」(月額980円)、新聞購読者向けの割引コース「ダブルコース」(月額1,000円)がある。
2021年6月8日より、これら既存のコースに加えて、「スタンダードコース」(月額1,980円)を新設する。
https://digital.asahi.com/info/information/articles/SDI202102166099.html
私はシンプルコースだが、これで十分だ。


【Magazine】創刊40年の「ビーパル」 二代目竹中労!?

◎「ほんのひきだし」は5月7日付で「BE-PAL」編集長・沢木拓也の「『こんなのアウトドア誌じゃない!』批判からスタートした『BE-PAL』40年間の挑戦」を発表している。
《ちなみに、私が最初にビーパルに出会ったのは中学3年生の頃でした。当時、長良川河口堰の反対運動がニュースでも取り上げられ、日本中のカヌーイストが集結していました。ビーパルは、この運動を全面的に応援している珍しい雑誌でした。純粋だった15歳の私は、今も連載中の野田知佑さんのエッセイを愛読していて、反対運動はもちろん、アウトドアの魅力にどんどんはまっていきました。》
https://hon-hikidashi.jp/enjoy/128760/
最近の雑誌がつまらなくなったのは、どこにも「反」が見当たらなくなったからである。それは雑誌が自らの「世界観」を持たなくなったということと同義である。

◎主婦の友社の妊活・不妊治療メディア「赤ちゃんが欲しい」(あかほし)に、45歳で第2子を妊娠した杉山愛が登場している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001600.000002372.html

◎日本初のサウナ専門誌として誕生した「Saunner」(小学館)は3月にローンチしたWEBに続き、ムックとして6月14日(月)に「復汗」することが決まった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001141.000013640.html
実は私も「ロウリュウ」の大ファン。錦糸町の楽天地がホームグラウンドだ。

◎世界文化ワンダークリエイトは、4月27日(火)に発売した発達支援の定期誌「PriPriパレット 夏号」の発売即重版を決めた。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001114.000009728.html

◎光文社の女性週刊誌「女性自身」5月18日(火)発売号で表紙を飾るのはKing & Prince。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000840.000021468.html
猫も杓子もジャニーズ事務所頼み、というか今やジャニーズ事務所が雑誌ビジネスを支えている。

◎「サンデー毎日」に「エライ人を斬る」という文言を発見!これ竹中労だろ。てなわけで細かく見ていくと、合点がいった。竹中労をこよなくリスペクトしている水道橋博士による「芸人の流儀でエライ人を斬る 翼賛の時代 テレビと文化人たちの奇妙な生態」が掲載されているのだ。水道橋は「サンデー毎日」に初登場だ。
https://www.fujisan.co.jp/product/1017/new/
水道橋博士がツイートしている。
《『サンデー毎日』に寄稿しました。エラい奴に全く忖度しないテレビと文化人への文章です。是非読んで下さい。気に食わない方は是非圧力ではなく言葉で反論を!!》
https://twitter.com/s_hakase/status/1391591932153917443
というわけで「サンデー毎日」の108頁を見て、びっくりだ。竹中労の写真がど~んと掲載されているではないか。水道橋はこうハッキリと書いている。
《僕は芸人になる前、思春期に最も憧れた職業はルポライターであり、亡くなられた竹中労氏を師匠として私淑していました。そして「弱いから群れるのではなく、群れるから弱いのだ」という竹中氏の言葉を座右の銘にしてきました。》

◎隔月刊誌「MADURO」(マデュロ)は7月号(5月25日発売)をもって不定期刊行となる。事実上の休刊のようだけれど、まだ、あったんだ。もともとは「LEON」で名前を上げた岸田一郎が創刊した雑誌である。岸田という才能は「紙と共に去りぬ」だね。
https://www.seventietwo.com/ja/business/Maduro-Magazine-Close

◎山と溪谷社の隔月刊の登山誌「ワンダーフォーゲル」は、5月10日発売の21年6月号をもって休刊する。
《『ワンダーフォーゲル』は本日発売の6月号をもって休刊することとなりました。2011年3月に、『ヤマケイJOY』から生まれ変わる形でスタートした『ワンダーフォーゲル』が10年にわたり刊行を続けられたのは、読者のみなさまのおかげです。ご声援ありがとうございました。》
https://twitter.com/wandervogel_mag/status/1391690985772441603


【Marketing】資生堂インタラクティブビューティーの衝撃

◎資生堂は、アクセンチュアと、資生堂およびそのグループ会社に、デジタルマーケティング業務とデジタル・IT関連業務を提供する合弁会社「資生堂インタラクティブビューティー株式会社」を、7月に設立することに合意した。新会社は、資生堂の中期経営戦略で掲げる「デジタルを活用した事業モデルへの転換・組織構築」に基づき、ビューティー領域に特化したデジタル・ITの専門家集団として、資生堂だけでは成し得ないスピードとイノベーションで、新しいビューティー体験の実現を目指すという。資生堂はデジタルマーケティングに舵を切りたいのだろう。
https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000003132
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000307.000019290.html
「Web担当者Forum」は「資生堂がDX加速へアクセンチュアと新会社『資生堂インタラクティブビューティー』設立」を公開している。
《例えば、顧客がオンラインや店頭で行った肌診断やバーチャルメーキャップ履歴をデータベースに蓄積。購買データや研究開発データと合わせて分析することで各顧客に最適なカウンセリングや商品提案などを可能にすることを想定。アクセンチュアの人材育成ノウハウを活用し、資生堂が求めるデジタル・IT人材像のための専用プログラムの共同開発・提供も行う。》
https://webtan.impress.co.jp/n/2021/05/12/40074
「EnterpriseZine」は5月11日付で「資生堂とアクセンチュアによる『資生堂インタラクティブビューティー』設立の目的とは」を公開している。
《・・・今回のDXには大きく3つのポイントがあると魚谷氏は指針を示す。1つ目は、個々のニーズに応じた関係を構築することであり、従来のマス・マーケティングではなく、ターゲティングによる消費者一人ひとり関係性を築くことだという。
2つ目は、収集したデータに基づいた新たなマーケティング活動を行いながら、独自のEコマース戦略も促進させること。3つ目には、新型コロナウイルス感染症によってライフスタイルが一変する中でも、デジタルを活用することで仕事の生産性を向上させ、働き方を変えていくことだとした。》
https://enterprisezine.jp/article/detail/14365
マス・マーケティングではなく、ターゲティングによる消費者一人ひとりとの関係性を築くためにアクセンチュアと組んだのだし、TSUBAKIなどトイレタリー事業を切り離したということであろう。

◎「ディアプラス」の新書館、「ihr HertZ」の大洋図書、「Daria」のフロンティアワークス、「ビーボーイ」のリブレというボーイズラブ作品をとことん愛し追求する出版社4社による合同電子書籍フェア「4社コラボ ボーイs フェスタ 2021 初夏」が5月7日(金)より開催されている。コミック100作品、ノベル100作品が週替わりで30%オフとなる。
https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1619493138

◎「楽天ブックス」は、「進撃の巨人」の連載完結を記念して10月15日(金)より販売する単行本収納ボックスやブックカバーなどの「楽天ブックス」限定グッズ計8商品を6月9日(水)から7月31日(土)の期間限定で予約を受け付け、10月15日(金)より販売する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001464.000005889.html

◎「ORICON NEWS」によれば「集英社の総合電子書店『ゼブラック』で9日より、双葉社の作品である人気漫画『クレヨンしんちゃん』の「話読み配信」がスタートした」そうだ。無料チケットを使い、各作品を1話単位で読むことができる。
https://www.oricon.co.jp/news/2192663/full/

◎日本経済新聞は5月8日付で「『税込み価格』に揺れる出版界 総額表示は書籍になじむか」を掲載している。
《講談社は注文カード「スリップ」を挟み込む書籍については、その突起部に総額を表示。スリップのない文庫にはフィルム包装を導入したというわけだ。同社広報室は「自社調査では好意的な声をもらっている」と話す。封入する特典の落下防止や、コロナ禍で他人が触れていない本を選びたい読者の衛生意識への配慮という意味合いもあると説明するが、消費者の間では賛否両論あるのが実情だ。
ツイッターでは「買う前に目次やあとがきに目を通したい」といったつぶやきが目立つ。大盛堂書店(東京・渋谷)の伊藤秀明さんは「作品の多い作家は中身が確認できないと重複購入してしまいそうだ」と話す。》
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO71637540X00C21A5MY5000/?unlock=1

◎e-Storyサービス「peep」(ピープ)を手がける、taskey(代表取締役CEO:大石 ロミー)は、双葉社との「監禁区域レベルX」のマンガ化、コミックス1巻の発売を記念し、5月10日(月)より「監禁区域レベルX」キャッチコピーコンテストを実施する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000012747.html

◎ぴあは、国内での新型コロナワクチン接種に際し、各自治体にて、予約受付時のトラブルや窓口への行列が相次ぐ中、「チケットぴあ」の仕組みを活用した「新型コロナワクチン接種予約受付・抽選サービス」の提供を開始する。このシステムは1 回の予約受付に際して、同時に数十万件規模のアクセスに耐えうる環境を有している。
https://corporate.pia.jp/news/files/pia_vaccination_20210513.pdf

◎この「任侠カフェ」って行ってみたい。名古屋にあるのか。
https://twitter.com/oinagoya/status/1392446852503531524


【Comic】魚豊「チ。-地球の運動について-」とハンナ・アーレント

◎毎日新聞は5月7日付で「人気漫画『チ。』で魚豊さんが描く変革期とは 今を精いっぱい生きる 多様な価値観に触れ 言葉には人を救う力」を取り上げている。「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)に「チ。-地球の運動について-」を連載している魚豊を取り上げている。
《「どんな人間も善と悪の間で揺れ動いています。だから、悪役も『単純な悪』ではない」。それを表すように、学者らを拷問する派遣異端審問官という職業の人物が出てくる。拷問という仕事を淡々とこなす一方、友人や家族を大切にする。そのモデルは、ナチスの親衛隊として多くのユダヤ人を強制収容所へ移送したアドルフ・アイヒマンだ。
「彼は熱烈なナチ党員ではなかった。仕事として上から言われたことをやった」。ドイツ出身の哲学者でユダヤ人のハンナ・アーレントは、アイヒマンを「凡庸な悪」と表現したが、魚豊さんは「置かれた環境によって人は誰もが簡単に、こうした悪に加担してしまうし、あらがうのは難しい」と話す。》
https://mainichi.jp/articles/20210507/dde/012/040/015000c
ハンナ・アーレントの「エルサレムのアイヒマン 悪の陳腐さについての報告」は、みすず書房から刊行されている。
https://www.msz.co.jp/book/detail/08628/
ついでに加藤典洋の「敗戦後論」(ちくま文庫)に収められている「語り口の問題」も読んでおくのも良いだろう。
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480096821/

◎5月8日付朝鮮日報は次のように書いている。
《日本漫画『鬼滅の刃』(鶴山文化社)の完結編に当たる単行本23巻が、韓国の書店大手「教保文庫」の総合ベストセラーランキングで3週連続1位になった。》
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/05/08/2021050880004.html
7割近くの購入者が女性だ。

◎「週刊女性PRIME」は5月7日付で「『こち亀』が“少年ジャンプ”で40年間続いた理由は? 秋本治のストイックさに脱帽」を発表している。
《秋本さんは40年間、ずーーーっと、締め切りを守り続けたのです。
時間管理が完璧な秋元さん。漫画を描く時間は9時から19時までと決めていて、アシスタントにも出勤するとタイムカードを押させるという厳密さ。昼と夜には1時間の食事タイムがあり、残業も「なるべくしない」と、漫画家のイメージである「徹夜」とは無縁な仕事ぶり。
それでいて、「こち亀」連載1話分の原稿は、約5日で仕上がったそうです。そして、余った2日間で自分の好きなことをやったり取材をしたりして、新ネタを仕込んでいく。アウトプットとインプットの見事なサイクルができあがっていました。
編集者にとって、これほどありがたい漫画家はいないでしょう。なにしろ、毎回「締め切り前」に原稿を渡してもらえるのですから。》
https://www.jprime.jp/articles/-/20768

◎「大家さんと僕」がそれこそ新潮社を救うほどのベストセラーとなった矢部太郎が絵本作家の父の姿を描いたオールカラーのマンガ「ぼくのお父さん」父の日にあたる6月17日に刊行される。矢部は次のようなコメントを発表している。
《子供の頃、いつも一緒に遊び、絵を描いていた父が「みんなのお父さんとは違うなあ」とふしぎで、はずかしいこと、わからないことがたくさんありました。漫画に描くうちに……余計にわからなくなりました(笑)。
父に読んでもらったら、「こんな理想の父親みたいに描かないでよ~」と言われて、どこをどう読むとそうなるのか、やっぱりわかりません(笑)。そんな『ぼくのお父さん』、みなさんも何か忘れていたことを思い出してもらえたりしたら嬉しいです。あと、ちょっと笑ってもらえたらさらに嬉しいです。》
https://www.shinchosha.co.jp/bokunootousan/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000203.000047877.html

◎2011年から2013年まで「Sho-Comi」(小学館)で連載されていたくまがい杏子の和風ファンタジーマンガ「あやかし緋扇」が舞台化される。
https://natalie.mu/stage/news/427764

◎週刊少年サンデー(小学館)にて1990年4・5合併号から1992年19号にかけて連載された、あだち充の「虹色とうがらし」が舞台化される。
https://natalie.mu/comic/news/427817
テレビも、映画も、舞台も、マンガが席巻している。

◎メドピアの連結子会社であるMediplatは、講談社が発行する出版物やWebメディアに寄稿する漫画家に対し、産業保健支援サービス「first call」の「オンライン医療相談」サービスの提供を開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000347.000010134.html
https://www.firstcall.md/
◎白泉社が運営する全誌合同マンガ投稿サイト「マンガラボ!」にて、5月12日より新しいコンテスト「マンガラボ!」で「画力で勝負! キャラクターデザインコンテスト」を開催している。今回のコンテストでは2つのシチュエーションに合わせた、イケメン王子たちのキャラクターイラストを募集している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000508.000046848.html


【TV&Radio,Movie】米・セブンイレブンがテレビCM再開

◎「DIGIDAY」は5月7日付で「米・セブンイレブン、5年ぶりにテレビCMを再開した理由:『テレビCMはいまでも効果的』」を公開している。
《2020年夏、米・セブンイレブン(7-Eleven, Inc.)は5年ぶりにテレビCMを再開した。同社の最高マーケティング責任者、マリッサ・ジャラット氏によれば、当初その目的は、テレビ広告がコンビニエンスストア事業の業績にどう影響するかを評価するためのテストを行うことだったという。
「2020年にCMを試験的に展開して、テレビという広告媒体が非常に効率的かつ効果的であることがわかった」と、ジャラット氏は述べる。セブンイレブンでは、広告効果の測定指標として粗利益の改善や顧客来店頻度の増加といったデータ見ながら、再開したテレビCMが同社の業績に与えた影響を分析したという。「この成果が2021年におけるテレビCMの費用を増やす根拠にもなった」。》
https://digiday.jp/brands/helps-drive-broad-awareness-why-7-eleven-has-returned-to-tv-advertising-after-a-5-year-hiatus/

◎一度、使ってみませんか?「クイックスタジオ世田谷」!
https://twitter.com/tets555/status/1390983536132296705

◎フジテレビ元副社長で、扶桑社の社長もつとめた三ツ井康が膵臓がんで亡くなった。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/102857?rct=national

◎TVアニメの視聴率では「呪術廻戦」が「鬼滅の刃」を上回っている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000596.000000983.html

◎小学館の「裏サンデー」「マンガワン」で連載されている橘オレコのマンガ「プロミス・シンデレラ」が、二階堂ふみの主演でTBS系の「火曜ドラマ」としてテレビドラマ化されることになった。
https://natalie.mu/comic/news/427469

◎小学館の「プチコミック」に連載されている、みつきかこの「ラブファントム」がTVドラマ化され、MBSドラマ特区枠で放送が始まった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001145.000013640.html

◎小学館「週刊少年サンデー」に連載されているオダトモヒトの「古見さんは、コミュ症です。」がテレビアニメ化され、10月よりテレビ東京などで放送される。
https://www.oricon.co.jp/news/2193086/full/


【Newspaper】外報頼りの新聞ジャーナリズム

◎海外の通信社に教えてもらう日本の現実・・・。毎日新聞は5月7日付で「ワクチン接種完了、日本到着分の15%止まり ロイター通信『遅い』」(和田浩明)を掲載している。
《ロイター通信は7日、日本国内に到着した新型コロナウイルスワクチンは2800万回分に達したが、接種が完了したのは15%程度の400万回超で、約2400万回分が「(接種を担当する)人手や手配上のボトルネック」によって使われないまま残っており、接種ペースは「遅いままだ」などと批判的に報じた。》
https://mainichi.jp/articles/20210507/k00/00m/040/298000c
このロイターの記事を産経新聞の校閲部長だった時田昌が引用ツイートしている。
《ロイターが「批判的に報じました」と毎日新聞が報じました。》
https://twitter.com/masatokita62/status/1390861627151446018

◎ロイターは5月12日付で「米ワシントン・ポスト、編集部門トップに女性 143年の歴史で初」を配信している。
《米紙ワシントン・ポストは11日、サリー・バズビー氏が6月1日付で編集部門トップに就くと発表した。同社143年の歴史で初めて女性を編集トップに起用する。》
https://jp.reuters.com/article/washington-post-editor-idJPL4N2MZ0CP
「今回の人事はベゾス氏が自ら複数の候補者を面接をしたなかから決定した」そうだ。朝日新聞デジタルは5月12日付で「米ワシントン・ポスト、編集トップに初めて女性が就任へ」(高野遼)を掲載している。
《バズビー氏は1988年に記者としてAP通信に入社。2004年にはカイロに赴任し、イラク戦争などの取材を統括。ワシントン支局長を経て、17年からはAP通信の編集主幹として世界各地での取材を率いるとともに、デジタル展開にも取り組んできたという。
ワシントン・ポスト紙は今年、ロンドンとソウルに新たな拠点を構えるほか、シドニーとコロンビアの首都ボゴタにも新支局を設置する。海外展開を拡充するにあたり、国際報道を統括してきた経験が豊富なバズビー氏が選ばれたという。》
https://digital.asahi.com/articles/ASP5D3PM8P5DUHBI00M.html


【Bookstore】小さな本屋さんに注目

◎大分合同新聞は5月7日付で「美容室の一角に『小さな本屋さん』オープン 大分市大在浜、地域住民らに好評」を掲載している。
《大分市大在浜の美容院「walk hair」内に「小さな本屋さん」がオープンした。古江昭宏さん(53)=別大ブック代表・大在地区在住=の「子どもたちに本との出合いや触れ合うことの楽しさを伝えたい」という思いに、子育て世代を応援する美容院が協力。絵本や児童書、女性向けの情報誌やエッセー本など約350冊をそろえた。営業時間内は誰でも利用できる。》
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2021/05/07/JIT202105070779
こうした「小さな本屋さん」が増えると面白い。美容室には美容室の品揃えがあるだろうし、バーにはバーの品揃えがあるというものだ。

◎清水幸詩郎が5月1日に投稿したツイッター漫画「いまめちゃくちゃ本屋さんに行きたいっていう日記」はリツイートが1.1万、いいねが3万という反響を呼んでいる。
https://twitter.com/smzk013/status/1388450111949139970
清水は「社畜ねこ」第1巻をフレックスコミックスから刊行したばかりだ。「まいどなニュース」が5月12日付で「『なるだけでかい本屋に行きたい』…大型書店と紙の書籍への渇望をうったえるTwitter漫画が話題に」を掲載している。
https://maidonanews.jp/article/14344759

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