日本国内のワクチンツーリズムの可能性→ワーケーション×ワクチンケーション=無双かも。
日本のワクチン接種率が課題として連日報道されている。
世界110位をどう捉えるかというのは、色んな言い方ができるので、ここでは触れないで起きたい。それぞれの国には法律があり、ルールがあるし、有事法制が整備されている国と、日本ではやはりオペレーションや手続きなど変わってくるだろう。僕は以前のnoteで経済と防疫がトレードオフにならない世界について書いたが、IMFは新型コロナ渦の早期収束こそが最大の経済対策であると警鐘を鳴らしている。
下記が1年前のBBCです。
こちらが3月のリリースです。
で、この中で。
各国が連携して確実に普遍的なワクチン接種を実施しなければならない。今年の夏までにはワクチン接種が幅広く実施される国もあるが、大半の国、とりわけ低所得国は、2022年末まで待たざるをえない可能性が高い。
と警鐘を鳴らしつつもワクチンをすり抜ける変異株についても注意しなければならないと分析している。未来は依然として混沌とし不確実だ。
日本のワクチン接種の遅れの地域間格差
1000年くらいのスパンでみたら、些細な遅れなんじゃないかという気がしないでもないが、都市部でワクチン接種が大幅に遅れる可能性がある反面、ワクチン接種が完了している自治体も存在する。
国単位でみれば遅れているが、既に1回目の接種を終えている市区町村もある。特殊地域とはいえ、ことワクチン接種に関しては過疎地の方がスムーズに終了しそうだ。
ワクチン接種は世界的にも地域間格差が大きな課題
新型コロナワクチンの75%以上がわずか10カ国で接種されたという事実は、今後世界的な新型コロナ禍収束に向けた大きな課題となりそうだ。そんな中、米国他でワクチンツーリズムの報道が流れ、実際に渡航した日本人の情報もSNSなどで知ることができる。
グァムでもワクチンツアーが…
この記事の中にあるように課題がないわけではない。とはいえ、経済と防疫をワンセットで考えた場合にワクチンツーリズムを行うか否かは地域ごとに検討してみる価値はあるように思う。
これから日本国内で起こるワクチン接種の地域間格差
日本全国で行われるワクチン接種は、複雑で時間のかかるプロセスだ。観光で打撃を受けている地方は多い。都市部でワクチンを接種したいという方々が多いのにもかかわらず、ワクチン接種が進まないのであれば日本国内のどこかで…と思うのではないだろうか。例えば日本国内で用意されている場所は、全国の都道府県で100カ所以上。ワクチン接種や検疫、マイルドな隔離が可能なエリアはどこだろうか。必要な環境は何だろうかと。
過疎の有効活用
専門家でなくても、日本のワクチン接種率が低いことはわかる。政府が予防接種を受ける時期をもっと合理的かつスピーディーに行っていれば…というような批判はしたくない。でも、防疫と経済がトレードオフにならないという点からすれば、ワクチンツーリズムははWin-Winの関係になると思う。つまり、防疫上ワクチンを接種したいけど、順番が回ってこなくてグァムや米国に行くというのは変な話だ。新型コロナ禍のストレスを少しでも軽減し、観光セクターや自治体、地域の医療施設の協力を得て、選ばれたローカルでより長い期間、安全に宿泊したり、リラックスしたり、それこそワーケーションしながらワクチンを接種し都市部に帰る。また都市部におけるワクチン接種渋滞を回避できるかもしれない。
自分たちの町だけワクチン接種完了すればOKというのは少々冷たい
あくまで僕個人の考え。妄想だ。都市部には人口が集中しすぎているので、ワクチン接種渋滞が起こる可能性が高いと思う。過疎化が進んでいる市町村では、より早く接種が完了する可能性がある。今後、都市部でのワクチン接種が異常に遅れれば、日本でも局所的にワクチンツーリズムが始まってもおかしくはないだろうし、地域内で今からでも準備に入っていないと後手後手になってしまうだろう。
ワーケーション×ワクチンケーション(V&V)
日本がワクチンの在庫が足りないというのではあれば、また別の方法があるかもしないが、もし在庫はあるけど人の問題だったり接種エリアの問題なのであれば、まずは10か所くらいでワクチンケーションを行い、ノウハウをためていき、順次増やしていくというプランは検討の余地はあると思う。
リスクが高すぎるという意見
グァムで海外からワクチン未接種の旅行者を入島させるこの「グアム・エアーV&V」プログラムの導入はリスクが高過ぎると警鐘を鳴らしている方もいるし、仮に国内でワクチンケーションをと手を挙げても、地域で暮らす方々を不安にさせ、反発や対立を生むことだろう。だからこそ、早急にローカルの方で対話や議論が必要だと思う。
中央から要請を受ける場合だってあるだろう
唐突に中央から要請を受ける可能性だって無きにしも非ずだ。
したっけ、また。
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