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七草粥は雑草だけど・・・

私の家は、毎年七草粥を食べる訳ではない。

たまたま昨日買い物しに行ったら目が合ってしまったのだ。

七草粥セット498円に。

特にこの手のイベントを大切にしている訳ではないけど、こういう季節のモノと目が合ってしまった時は、何かの縁なのだろうと思い、手に取ることを無視できなくなってしまう。

そしてカゴの中へ。。。

そして今朝、七草粥を作ろうと説明書を見ながら、「ほぅほぅ、これがホトケノザ、これがナズナで・・・」と改めて形を確認していく中で、フと「これって普段、雑草としてその辺にある生えてるよね」と頭の中をよぎった。

雑草がチョビッとずつ、498円也。

お正月というのは蒲鉾といい、どんだけの値をつけるのだろう。

しかし、たかが雑草が498円でも買うことを躊躇い、身に不幸な起こってしまっても、時すでに遅しなのである。
きっとこの七草を買わなかった事を後悔することになってしまう。

たかが草だが、この日の為に大切にこの草々を育ててくれた生産者がいる。
今日を待ちわびて芽を出した草がここにある。

そもそも、数ある雑草の中から食べられる草、毒のある草、葉っぱは食べられるけど根は毒、と試してきた先人たちがいる事に思いを馳せてみると、この七草に感謝の気持ちが湧いてくるのであった。

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