【今日コレ受けvol.105】自分以外の先生
7時に更新、24時間で消えてしまうショートエッセイ「CORECOLOR編集長 さとゆみの今日もコレカラ」を読んで、「朝ドラ受け」のようにそれぞれが自由に書くマガジン【今日コレ受け】に参加しています。
人間、泣きそうになると本当に目の周囲がじんわり熱を持つんだ……と思った。「目頭が熱くなる」とはこういうことか、と。
先日、お手伝いしていた「ビジネス書の出版を目指す」方に向けた講座の最終日。受講生の方々が、自分の出版したい書籍企画をプレゼンをする様子を見させて頂いた。邪魔にならない最後尾で。
プレゼンを受ける側は、名だたる出版社の編集者さんばかり。私ならきっと足がすくみ、声が震える。
けれど、受講生の方々は緊張しながらも、しっかりと前を向いていらっしゃった。その表情の端々に、この半年を走り抜けた、充実感と自信が垣間見えた。忖度なしに、「発表された、すべての方の書籍を読みたい」と思った。
ここまで、
「やれることをやろう。最後のプレゼンまで、とにかく伴走しよう」とお手伝いをしてきたけれど、反省点を上げたらきりがない。
でも、講座後にいただいた温かいメッセージを見て、少なくとも、寄り添うことはできたのかもしれない……とホッとした。
と、同時に思った。
伴走していただいていたのは、支えていただいたのは、自分のほうだったのかもしれないと。
わずかながらもサポートさせていただいた時間は、深い学びとエネルギーにあふれていたからだ。
作家の吉川英治さんによる造語、「我以外皆我師」という言葉を思い出した。
自分以外みなわが師である。
本当にそうだ。
たとえどんなに些細に関わった人からも、学びはある。育てているはずの息子の言葉に、ハッとさせられることも多い。
受講生の方々も、みなさん師だったのだ。
いまは、それぞれの師にご縁がつながり、念願の書籍が出版されることを祈るばかり。。
そして私自身、ここからが再スタート。
読み、書き、学び続けたい。
ゴールはなく、道はつづく。
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