文章の書き方:第16回 コロケーションに気をつける(意味が伝わりやすい言葉の組み合わせ)
文章を書くにあたって、まず肝心なのが、読んで意味が通じることです。
「そんなの言われなくてもわかってるよ」
と思いましたか?
しかし、読みやすい文章にするには、意味が通じるだけでは不十分です。
英語でいう「コロケーション」のように、ある単語を使う場合、よくセットになって用いられる別の単語があります。
英会話など外国語をネイティブから学んだり話したりしている時に、「意味は通じるけど、こういう言い方はあまりしない」と言われた経験がある方も多いかもしれません。
日本語に詳しいはずの日本語ネイティブの日本人でも、時に、コロケーションを誤ることがあります。
間違いと言えるほどでなくても、こちらの単語を用いたほうが読みやすく、伝わりやすいという場合があります。
かくいう私も、かつて、弟と電話で話していて、「(電話を)消すぞ」と言って、意味が通じなかったことがあります。
通話を終了する場合は、「電話を切る」が普通ですね。
電話を消したら、マジシャンになってしまいますよね。
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