![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/121527591/rectangle_large_type_2_695584a4e7a6844e3bb7c12b426280d3.jpg?width=1200)
Impression #1「正欲」
公開初日に鑑賞、さても優等生。
この本を読んでいたとき、珍しく電車の中でも読み進めていました。普段は乗り物酔いをするからと本をしまうのに。
ずっと忘れられないページがあって、それ観たさに駆けつけました。映像でもやっぱり沁みる。
物語に浸っている時にあまりにも立場が違う佳道や夏月に共感している自分が時々いることが面白かった。状況は違えど、全く理解できないことも実はないのかもしれない。あなたにはわからないでしょう、と突き放すのも暴慢なのかしら。
他者の感想をみていると、多様性というワードでいっぱい。
多様性、たようせい、タヨウセイ…
その言葉を聞くと、あなたはレズビアンでしょうかと聞かれた日を思い出す。
私に恋人がいないからと、親や友人はそう解釈したのだ。
ただただ、困ってしまった。
私は、恋人のいないヘテロセクシュアルの女だ。
ひっそりと、好きなおとこがいた。
好きな人の話をするのはこしょばいので、好きな人がいないフリをしていた。
あのときの私は返答が難しかった。
マイノリティに分類されようとしていることが悲しかったのではない。
自分が他者の中で異なる解釈をされたことが悲しかった。
自分のことを、理解してくれる人を渇望した。
話は変わって、好きな女優さんが増えてしまいました。東野絢香さん。映画で知って、Instagramをみて、ほほう、文章が好きな人なのね、と彼女の魅力にずぶりずぶりとはまりかけているのでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?