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スタッフと弟子の違い

今日はちょっと分かりきったことを記します

なのですっ飛ばしてもらっても大丈夫👌です。

作家の工房や窯元に就職しスタッフとして生産を担ってもらうのであればフルタイムで文字通り工房の一部となって生産に勤しんでもらうのは当然だと思う。その対価がお給料であるはずだ。

しかし弟子は違う。
弟子とは親方や師匠について技術や学問を学ぶものとされているのでそこにお給料が発生するはずはない。
以前うちに弟子入りしたいと言う方がいてそれを引き受けたことがあった。
しかもなぜか割としっかりとしたお給料を払っての弟子?である。技術は教えるしお給料もしっかり払うから全部私の持ち出しでハッキリ言って損ばかりした数ヶ月間があった。

...数ヶ月?

そう数ヶ月で辞めていったのである。
まぁある意味助かった

お互い(笑)

その方は私より5、6歳年上で、うちに10年お世話になって独立したいと言っていたので、とにかく早く(2、3年以内で)独立させるためにと話し合って厳しく接するようにした。なぜなら独立してからが勝負なのでそれまでぬるま湯に浸かって勘違いさせるわけにはいかず、一刻も早く世に出さなければという責任感から。
厳しく接するのも愛なのである(笑)。
が、
結果的にその方はほんの数ヶ月で辞めていった。

色々問題の多い人だった
技術的な部分を教えてあげているのに聞く耳を持たないから、言ったものと全く違うもの作るし

めっちゃイライラを前面に出してくるし態度悪いし、女性だったしまぁ分かるけどさ。それなのに給料は当たり前に貰うし...で、何をしにうちに来たのかさっぱり理解不能で結局なんだったんだろう?って精神的に結構堪えた。
それはかなり特殊な例だと思うがwその疲れた心を嬉野のお茶人たちに癒やしてもらったなという良い思い出。

スタッフとしてお給料が欲しいのであれば、独立は諦めた方が良いんじゃないかと思う
工房での役割・仕事が違うからね
スタッフはとにかく生産第一。いや、安全第一、生産第二w
ちょこっと悪い言い方になるが、安全に気をつけて生産だけしていれば良い人だ。歯車ね
一方で、弟子は生産の補助や工房運営の補助
もぅ補助補助補助。そしてあらゆる雑用。
師匠のサポートをして工房の運営を学んだり、師匠の考えを吸収したり、モノづくりのノウハウを学ぶ。
すなわちモノづくりと運営を自分のものに出来る事。
だと私は思うのよね

ただ、物を作るんじゃなくて哲学というかそこにどれだけ想いを込め相手の気持ちになって作れるかだったり

私じゃなければ、あなたじゃなければいけない理由

我々みたいな環境破壊をしながらモノづくりをする人種は一生、死ぬまで考え続けないとね。

弟子と、そういう事を共有したいよね。

売り方を考える前に弟子とスタッフの立ち位置の違いのおさらいの話になってしまった。
一度大失敗したからね
改めて。
次は何書こうかな

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