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Google Analytics 4の変更点を追加で調べてみる。

こんにちは、分析屋の谷口です。

今日も前回に引き続き、先月リリースされたGoogle Analytics4について書いていきます。

前回のおさらい

2020年11月現在のGoogle Analytics(以降GA)の最新のバージョンで、
GA3のβ版としてあった「アプリ + ウェブ プロパティ」が正式に適用されているものとなってます。

GA3との変更点(追加)

主な変更点は前回の記事もご参考ください。

①計測の単位と方法について

これまでページ単位でセッションで計測していたものが、
今後はユーザー単位でイベントで計測されることになります。

メリット :ページ単位で計測しづらかった「ユーザーの行動」が分かりやすくなる
デメリット:これまでの計測の値と同じ感覚で数値が見れなくなる

→この変更により、従来のCV設定もできないものがあります。従来の「到達ページ」の様な形のセッションベースのCV設定が出来ません。イベントベースでの設定にする必要があります。

②「エンゲージメント」の追加

新たな計測要素として「エンゲージメント」が追加されています。
ユーザーがサイト上で行った操作を計測する際に用います。

※「イベント」もエンゲージメントには含みますがGA3のイベントとは若干意味合いが変わります。ページビューなどを含む全てを「イベント」(ヒット)とすることが特長です。

③「イベント」を作成

計測中のイベントから、イベント名 ・ パラメータ名を元に、
新たにイベントを生成する機能です。

これまでは対象ページでイベントタグを発火させることで計測しており、
そのためにGTMなどでカスタマイズを行って設定する必要がありました。
GA4にある「イベントの作成」ではGTMなどを必要とせず、GAのレポート画面の設定からイベントの計測ができるようになります。

④ビューの廃止

GA4では、プロパティ配下のビューがなくなります。
その代わりに「データストリーム」の追加が可能となっているようです。
意味合いは大きく変わらない認識ですが、データストリームでは、GTMを使わずとも「スクロール数」や「動画エンゲージメント」の取得を行うことが可能になります。


まだまだ不明点が多いですが、従来のGAと大きく変更しているということが分かっていただければ良いかなと思い前回・今回と書かせていただきました。

いずれGoogle アナリティクスのデフォルトプロパティとなるようです。
GAIQ(Google Analytics 個人認定資格)の資格試験もいずれGA4の問題に
差し替わってくるかもしれませんね・・・私も今から少しずつ情報を集めておいたり、触ってみたりしておこうと思います。

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