《ついに決着》何銘柄に分散?問題
こんにちは。
個別株投資をしている人なら必ず一度は考えたことがあるであろう、「何銘柄に分散?」問題。
これについてはある程度結論が出ていますが、そこに私なりの解釈を加えて今夜ある程度の結論を出したいと思っています。笑
では早速いきましょう。
《この記事は数分で読めます》
まず、銘柄の分散数について。
(見やすいのでダイヤモンドオンラインの記事を参考にさせていただきます)
↑この記事の要旨としては、銘柄数を増やせばリスクを抑えられるが、その分資金が必要だから小型株、低位株(記事中、「5万円株」と表記)で分散しましょうというお話です。
ですが私はこれには反対です。
小型株、低位株ばかりのポートフォリオは分散効果が十分ではないからです。
→株式分割のパターンはあるにせよ、小型・低位株に留まっているのはそれ相当の理由があります。
そういった銘柄を集めてポートフォリオ組むよりかは、きちんと銘柄分析して、小型・低位株に拘らず、広く銘柄を選定し、端株で集めた方がリスク逓減効果があると思います。
で、何銘柄に分散するか?
再掲します。
まず、資料から読み取れる結果を共有しましょう。
①1銘柄→4銘柄の間でリスクはかなり下がる。
②10銘柄以上の分散になると、増やせど増やせどリスクはほとんど下がらない。
ですので、分散の“最低ライン”としては8〜10銘柄あれば充分ということになります。
なぜ“最低ライン”と表記したかといいますと、画像の下方に大切なことが書いてあるからです。
そうです。
この試算は、銘柄間の相関関係はゼロという前提に基づいているのです。
銘柄間の相関ゼロってなかなか難しいですよ。
・同じセクターの株を並べるのは当然ダメ。
・セクター違っても資本関係あればダメ。
・景気敏感株ばかり並べてもダメ。
・特定の国に偏るのは…??
(インドの株8銘柄集めたポートフォリオどう思います?)
など考えていくと、ゼロというのはあまりにも極端です。
ですから、“最低ライン+α”は欲しいですよね。
だったらあとどれだけ要るねん??
私ならこう答えます。
「銘柄分析して、自分が管理できる範囲で端株で買う!」
まず、前提とその理由を説明します。
①「銘柄分析して」
→自分で考えて銘柄選定しないと握力弱くなるから。(他人が紹介した銘柄を盲目的に買ってはいけません。もちろん私も含むw)
②「自分が管理できる範囲で」
→何十銘柄も買って管理できますか?
余程のことがなければ売るつもりはなくても、知らぬうちに“余程のこと”が起こっていて気付かなかったとなれば目も当てられません。
銘柄数が不安なら、ETFという選択肢もあります。
③「端株で買う!」
→低位株中心のポートフォリオにならないためです。
低位株を入れたい時はその銘柄だけ単元購入すればいいのです。
最後に、これは私の経験からですが、
「今は10銘柄くらいだし分散できてないかも。怖い。」
と思っても大丈夫です。
銘柄分析を継続したならば、必ずあなたの目に止まる、キラリと光る銘柄と出会えるはずです。
ですから、勝手にある程度銘柄数は増えます。笑
(あれ?おれこんな株持ってたかな?レベルにならないように)
中間と期末で軽く決算短信確認するくらいの管理でいいんじゃないかと私は考えております。
個別株投資において、「一回買ったら売らない」のは理想ですが、バブル時代の日本株と今の日本株の時価総額ランキングの銘柄は全く違いますし、
30年前のSP500と今のそれの構成上位銘柄も大きく変化しています。
インデックスなら悩み無用ですが(勝手に銘柄入れ替えてくれるから)、個別株を永続的に持ち続けるのはなかなか難しいものです。
ですから、私は「売らない」ことを前提にしつつも、機動的に動けるよう、管理の必要性を強くお伝えしたいのです。
現場からは以上です。
あざした。
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