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目的が全てじゃない

どもー。
分析太郎です。

様々な業種の市場分析や
ビジネスアイデア考察を
生業にしています。

今回のテーマは
「目的が全てじゃない」
です。

皆さんは、
人の役に立つことがしたいと
思ったことはありますか。

僕もできれば人の役に立てるように
なりたいなぁと思っているところです。

ですが、
世の中の様々なモノ・サービスは、
必ずしも「誰かの役に立ちたい」という
動機から生まれたものではない
ようです。

それをわかりすく説明してくれるのが
この本です。



40年前に出版された本ですが、
今でも新たな気づきを与えてくれます。

この本の中で、
飛行機の話が出てきます。

飛行機の根本を構築したのは
ライト兄弟だと言われていますが、
著者は、彼らには目的がなかった
言います。

自身も大学の研究者である著者は、
記者からライト兄弟と飛行機について
聞かれた際のやりとりを記しています。


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記者
「目的は何ですか」

著者
「ライト兄弟に目的はなかったですよ。
あれは鳥のように空を飛んでみたいという、
それだけ
でしたよ」

「ライト兄弟はパンナムという会社を作って
日本から六時間でお客を運ぼうと思った
わけじゃない
でしょう」

記者
「じゃ、コストはどんなもので…」

著者
「冗談じゃない、皆研究費を使い果たして、
ポケットマネーも使い果たして、それでも
やりたいから、障子を外してきてくっつけて
飛んでるんじゃないですか


記者
「信頼性はどうですか、機械の信頼性は…」

著者
「ライト兄弟の飛行機は
飛べば必ず墜落していたんです」

記者:「ああ、そうですか」

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この会話のあとに、
著者の文章が続きます。


そういう無目的の研究、鳥のように飛んでみたいなあというだけの研究で、
コストも度外視し、飛べば必ず墜落するという命懸けのことをやったから、
今ジャンボジェットが飛ぶようになったわけである。

『「非まじめ」のすすめ』森政弘


この文章を読んで、
「なんかカッケェな…」
って、すごく思いました。

著者は、まじめには
・まじめ
・不まじめ
・非まじめ
の3種類があるといい、
ライト兄弟のこの姿勢こそ
非まじめの最たるものだと
説明しています。

冒頭で話した
「人の役に立ちたい」などは
ただのまじめです。
逆に、仕事をサボったり
フラフラしてる状態を
不まじめと呼んでいます。

そして、
画期的な発想は、
まじめと不まじめから
生まれることはない
そうです。

アイデアっていうのは、
そういうものみたいです。

この本を読んで、
不まじめは論外ですし、
ただのまじめだとつまらないので、
俺も非まじめ路線で行きたいなぁと
強く思いました。

ご興味がおありの方は、
ぜひ一度お手に取ってみてください。

最後までご覧いただき、
ありがとうございました。

モチベUP記事たくさん書いてます。


色んな仕事の将来性を分析してます。


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