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本日の「読了」


西條奈加『金春屋ゴメス』(新潮社 2005)

第17回ファンタジーノベル大賞受賞作。古い本で、図書館の閉鎖書架から取り出して読みました。大みそかから元旦にかけての一気読み。
昨年、上橋菜穂子氏の「精霊の守り人」シリーズを読んだ流れで、国産ファンタジーのなかから選んだ一冊でした。

現代の日本に「江戸」が独立国家として存在して……。
いろいろとつっこむ間もなく大団円を迎えるので「やられた!」感満載となる物語。
主題が、感染症ということもあって、時宜に適っている? いままで読んだことがない摩訶不思議な物語です。

加齢すると新しいものに出会うことも少なくなるし、出会っても手を出すことが億劫にもなるのだが、しばらく、西條氏の著作を追うかもしれない。

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