つまらない映画
私にとって、珈琲と読書はセットなのですが、
珈琲と映画もセットなんです。
ジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』という映画があります。
これが、本当につまらないんです。何か事件が起こるでもなく、登場人物の感情の揺れもない。
なんにも起こらない映画なんです。
ジム・ジャームッシュの作品は、『パーマネントバケーション』から一貫してどれも「つまらない」のですが、他の作品はもうちょっとだけストーリーのようなものがある。その一方で、『パターソン』には、何もない。
もやもや浮かんでいて目に見えているのに、触ることのできない、雲のような映画です。
今日、午前中、コロンビアとキリマンジャロを焙煎してくたびれたので、午後は家から一歩も外に出ないぞ!という強い決意のもと、なんとなく『パターソン』を観て過ごしました。焙煎したばかりのコロンビア(美味!)を飲みつつ。
やっぱり、つまらなかったです。でも、満足です。
また、きっと、つまらないと思いながら観るんでしょう、珈琲片手に。
ちなみに、ジム・ジャームッシュは、観ているだけで珈琲が飲みたくなる『コーヒー&シガレッツ』というオムニバス映画も撮っています。
これも、つまらないです。3回観ました。
#coffee
#珈琲
#oitoma
#paterson
#jimjarmusch
#映画
2022.11.20
【追記2024.1.22】
つまらない映画ほど、なんとなく心に残る。静かで、音楽もうるさくなくて、起承転結がない曖昧な映画。いったい何をみさせられているんだという映画ほどいい。
でも、つまらないから人にはお勧めできない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?