言葉
言葉は刃物ぞ(※1)
社会に対して言葉を発信する難しさ。
人に読まれることを前提とする以上、誤字脱字、文章構成から表現、物事の認識etc・・・かなりの大部分について疑って推敲します。また、その結果発信した言葉も全てがあっているとも思わないし、見当違いもあるかと思います。
どこかの誰かに少しでも届けばと思い書いていますが、励ましや感謝の言葉が人の心を温めもすれば、その他方で傷つけ、命すら奪うことが出来る言葉もあるわけです。
誰もが社会へ、あるいは特定の誰かに対し、空間を隔て瞬時に言葉を発信することが容易な現代にあって、扱う言葉を自制できる判断力が不可欠です。
発信する言葉が己へ向いた時、その良否如何。です。
伝わる言葉の心地よさ
昨日は、結婚式の撮影。宴席は行わず家族だけの、過度な演出もない小さな挙式でした。
結びにあたり、ご家族へ向け新郎様新婦様から手紙が読み上げられました。飾ることのない素朴で素直な言葉だなと、カメラのシャッターを切りながら聴いていましたが、ご両親や親族だけでなく、その場を同じくしたスタッフも涙した新郎様新婦様の言葉はとても美しいものでした。相手に伝えたい言葉が本物であるならば、それは誰の心にも響くのでしょう。
余談
少し前、緊急事態宣言下で、誰とも会わない話さない、まるで軟禁状態の時期がありました。久しく事務所に顔を出し、挨拶したら声のボリュームがわからん。・・・いつもより大きかった?
挨拶ぐらい大きな声でしましょう。
はい。
では、また!
Masa
※1 大河ドラマ「麒麟がくる」第13回において、激昂し父である斎藤利政を詰る息子・高政へ利政が発した言葉。
「麒麟がくる」NHK(2020年)
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