GIGAスクールの向かう先#1


何故我々がチャット機能やメッセージ機能に制限をするのか。

子供たちの集団心理は恐ろしいと思っています。一人がふざけて悪口を書き込めば、たちまち集団で一人の子を袋叩きする様になります。対面であれば朝の会や帰りの会、我々は顔色や返事の雰囲気、生活ノートなどで異変にすぐ気づけるはずです。

しかし、タブレットとなると話が違う。SNS関係の対人関係のこじれはボディーブローのように発信者と受信者に効いてくる気がしています。なかなか表に出てこないので、時すでに遅しというケースも多々あるかと思います。教育に携わるものとしては、やはり問題になる前の芽の段階で潰しておきたい。

低学年含め、義務教育の子供たちが自由にグループが作れたり、自由にテレビ電話できるような仕組みは正直恐怖でしかないです。

一方で制限を考えるのはナンセンスだ、古い考えだという方の主張も理解できます。

そして、いじめの本質はタブレットには関係ないという方の言い分も分かります。

なんでこんなことを記事にしているかというと、制度設計に関わっている人はかなり板挟みにあっていて、どうしたら良いか分からない方たくさんいると思うんですよ。

しかし、何よりも大事なことは子供達を守ることだと思います。好き勝手言う人が世の中にはたくさんいますが、とにかく子供達を安全なデジタルの世界で才能を開花させたい。

教室に安全と安心を、仮想空間にも安全と安心を

そんな未来を構築したいものです。


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