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人生初めて万引きトラブルに対処した話

前回のマーケットの中で、万引きトラブルが起きた話。
自分が勤めて3年、初めてのこと。

その日も何かとバタバタしていて、
やっとこさ休憩かとういうときに、当日スタッフの子が
只事じゃない面持ちで私の袖を引っ張った。

「なんか、万引きがあったみたいで、今後輩ちゃんが1人で見てるんだけど、なんか動揺してそうだから梢ちゃんも行って!」

え、え〜〜〜〜、なんだって〜〜〜〜?!
なんだその状況、というか後輩ちゃんだけで大丈夫か?!
周りの出店者さんは?お客さんは?マーケットの雰囲気は??

よからぬ考えが頭をよぎりまくる。

すぐさま走って現場に行くと、そこには被害にあった出店者さんと、加害者であるおばあちゃん。

、、、、お、おばあちゃん、、、????

怖そうなお兄さんとかじゃなくてよかったとも思いつつ、すぐさま合流。

「警察だけは、、もう来ないから、、。」
というおばあちゃんと
「そういうわけにはいかんから。」
という出店者さん。

そうかまだ警察も呼んでいないのか。
後輩におばあちゃんを宥めてもらい、すぐさま通報。
通報に関しては、昨年にも行ったことがあったのでなんの躊躇いもなくできた。

マーケットは続いていたので、出店者さんの元を離れ、
落ち着けそうな場所に避難。

「どうなるの、誰が来るの。」
「一緒に謝ってね、私ここ初めてで、もう来ないから。」

話が絶妙に噛み合わないおばあちゃん。
「うん、そうだね〜。係の人が来んとわからんで。」
と、嘘はついてない程度の話をして宥めていた。

全然警察の人、こない。
イレギュラーなトラブルのせいか、時間感覚がおかしい。
全然時間が経ってくれない。

「私、トイレ行きたいんだけど」

え、ええ〜〜。今〜〜〜?!

逃げたりとかしなさそう(体は弱そうだった)だけど、
ここで待つって警察に行っちゃったよ〜〜。
と思いつつ、お手洗い先の候補に、何かが起きたとしてもなんとかなりそうなところがあったのでそちらに案内、そして二度目の警察連絡。

お手洗いに連れて行き、警察の人が来るまでは自分が全ての責任を負わなければ。ぐっと身構える。なんとも言えない緊張感が続く。

「あ、お待たせしましたー。」

やっと来た〜〜〜!!!!!!
やっと一安心。
事情を聞いている警察官の様子を見ながら、
私たちの状況も確認されながら処理されていく。

一番最初に現場にいた後輩によると、

万引きされた瞬間を出店者さんがちょうど見つけていたようで、
隣の出店者さんにおばあちゃんを預け、本部まで来てくれていたそうだった。なんという連携プレー。

とにかく、大きな二次被害が起こらなくてよかった。
「よく頑張ったね!」
と後輩に言いつつ、私も自分に言い聞かせる気持ちだった。

「美味しいもんでも食べよう」

と言って、その場は治った。
というか、今回は自分だけじゃなくて、後輩もいたし、なんなら周りにはお客さんも出店者さんもいた。何かあったらどう対応しようって、配るべき気が多すぎて、どっと疲れた。



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