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自他超える傾聴行う

※文化時報2022年8月9日号の掲載記事です。

 傾聴移動喫茶「カフェデモンク」の可能性について考える「第3回カフェデモンクサミット」が7月30日、オンラインで行われた。創始者で曹洞宗通大寺(宮城県栗原市)の金田諦應住職が「カフェデモンクの歩み―臨床宗教師=用語解説=の社会実装に向けて」と題して講演。156人が視聴を申し込み、東日本大震災を機に始まった活動について振り返った。

 カフェデモンクは、超宗派の宗教者がコーヒーやスイーツを振る舞う場を設け、人々の心の声に耳を傾ける活動。金田住職が考案し、僧侶や修道士を意味する英語のモンク(monk)と文句、悶苦の語呂合わせで命名した。全国の災害被災地や緩和ケア病棟など14カ所に広がっており、今年2月から有志がオンラインでサミットを開いている。

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