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五大力尊で安心を 醍醐寺が病魔退散法要

 真言宗醍醐派の総本山醍醐寺(仲田順和座主、京都市伏見区)は23日、国宝金堂で「五大力尊病魔退散法要」を営んだ。新型コロナウイルス感染拡大の第3波が到来したことを受け、一人でも多くの人が勇気と安心を持てるようにと企画。五大力尊特別守護守5千体を祈願し、同日から授与を始めた。

 醍醐寺は4月、清瀧大権現桜会の中日法要で病魔退散法要を厳修。その際に祈願したお守りを、新型コロナ対策の最前線に立つ医療従事者に贈呈したところ、好評を博した。このため今回は広く一般に授けようと、改めて法要を営んだ。

 この日は仁王経曼荼羅図(重文)を本尊に掲げ、導師のお手替わりを務めた壁瀬宥雅執行長が表白を読み上げた。仁王経曼荼羅図を掲げるのは、第80代座主の義演が1596(文禄5)年、頻発した地震などの天変地異を鎮めるため、宮中清涼殿で用いて以来という。

 壁瀬執行長は「コロナ禍ということで直接、この曼荼羅を拝ませていただいた。冬場に向けて感染者数は増えているが、一人でも多くの方が息災でいてほしい」と話した。

 五大力尊特別守護守(縦8㌢、横5㌢)は1体500円。電話でも授与の申し込みを受け付けるという。問い合わせは総本山醍醐寺(☎075-571-0002)。

201128病魔退散法要守護札

新たに授与が始まった五大力尊特別守護守
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