見出し画像

もう一つの京都送り火 大覚寺で「宵弘法」

 ※文化時報8月29日号の掲載記事です。

 真言宗大覚寺派の大本山大覚寺(京都市右京区)は20日、「宵弘法」を営んだ。尾池泰道門跡を導師に一山僧侶が出仕して大沢池の舞台で法要を行い、先祖供養と除災招福を祈念した。

 「嵯峨の送り火」として、地域の住民に親しまれる毎年の行事。今年は新型コロナウイルスの感染拡大で、地元の京都府立北嵯峨高校のブラスバンド演奏は中止。夜店の出店も見合わせた。受付職員はフェースシールドとマスク着用で参拝者全員を検温するなど、厳重な感染予防策を取った。

 約400基の灯籠が浮かぶ池の中ほどには護摩壇が設けられ、点火されると勢いよく炎が立ち上った。僧侶らの読経と相まって、境内は幻想的な雰囲気に包まれていた。

200831インデックス用大覚寺

 私たちは宗教専門紙「文化時報」を週2回発行しています。皆さまの「スキ」と「フォロー」をお待ちしております。
お問い合わせ・ご購読のお申し込みは、文化時報ホームページまで。http://bunkajiho.co.jp/contact.html

サポートをいただければ、より充実した新聞記事をお届けできます。よろしくお願いいたします<m(__)m>