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二刀流で伝道 音楽家×僧侶

※文化時報2023年9月5日号の掲載記事です。

 浄土宗長善寺(東京都新宿区)の鈴木一真住職(54)は、音楽家と僧侶の二刀流で宗祖法然上人の教えを説く。「お念仏をとなえることと、人の思いを歌や楽器に乗せて響かせることは、本質が同じ。どちらも心を清め、仏の大慈悲を実感する」。音楽教育者として大学で教鞭を執り、住職として仏法を広めている。(山根陽一)


法然の教えを歌曲に

 6月15日、大本山増上寺(小澤憲珠法主、東京都港区)で浄土宗芸術家協会の演奏会が開催された。鈴木住職は新曲「法然上人御作 四季の御歌」を作曲し、女性歌手のピアノ伴奏を自ら務めた。

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