仏教で幸福度高める 着想はブータンから
京都大学・熊谷誠慈准教授
※文化時報2022年11月4日号の掲載記事です。写真は熊谷准教授。
仏教などの智慧(ちえ)を人の幸福に生かそうというプロジェクト「ムーンショット型研究開発制度」=用語解説=の「目標9」。内閣府が構想するこの野心的な研究で、責任者に相当するプログラムディレクター(PD)を務めているのが、京都大学人と社会の未来研究院の熊谷誠慈准教授だ。技術開発を着想したきっかけは、自身が専門とするブータン仏教=用語解説=の研究。開祖の伝記の原本を復元するなど、〝本業〟でも成果を上げている。(大橋学修)
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