コロナを越えて①疫病蔓延、仏教は想定していた
浄土宗僧侶・パレットワークス代表 西谷尚博氏
※文化時報2020年5月2日号の掲載記事です。
浄土宗僧侶でIT企業の社長でもある西谷尚博氏は、新型コロナウイルスの感染拡大で混迷を深める社会に関し、仏教にとっては想定内の現象だと受け止めている。その上で、「何をなすべきか」を考えるためには、「これまでに何を行ってきたか」を見つめなければならないと指摘する。僧侶、経営者、技術者という三つの顔を持つ西谷氏に、感染拡大がもたらす変化について聞いた。(大橋学修)
テレワークは使う人の問題
《西谷氏はパレットワークス株式会社の創業者で、離郷檀信徒の葬儀や法要を東京都内の寺院が代行するインターネットシステム「浄土宗東京教区・寺院ネットワーク」の開発などを手掛けた。浄土宗称名寺(大津市)の副住職でもあり、京都市の第3セクター「公益財団法人京都高度技術研究所」のIT技術者でもある》
――新型コロナウイルスの感染拡大で、社会はどのように変化するでしょうか
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