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コロナを越えて③CAから出家「気づき」が大切

ヒューマンディスカバリー代表取締役 日蓮宗僧侶 尾形圭子氏

※文化時報2020年6月13日号の掲載記事です。

 新型コロナウイルスで大きな傷を負った日本経済の今後について、「気づき」が最も大切だと語るのは、株式会社ヒューマンディスカバリー・インターナショナル代表取締役で日蓮宗僧侶の尾形圭子氏。全日本空輸株式会社でキャビンアテンダントとして勤務した後、社員研修を行う企業を設立し、創業10年で出家した。経済と仏教をどのような視点で見ているのか聞いた。(大橋学修)

 尾形圭子(おがた・けいこ) 株式会社ヒューマンディスカバリー・インターナショナル代表取締役。人材育成コンサルタント、キャリアカウンセラー、日蓮宗上行寺所属教師。著書は30冊以上。年齢は非公表。「女性に年齢を聞くのはマナー違反ですよ。グリーフケアでも、性別や年齢といったフィルターを通さず、一人の人として相手を見ることが大切です」。趣味は旅行とカップ収集。小鳥と犬が好きだが、出張が多く、ぬいぐるみで我慢している。好きな食べ物は、イチゴと寿司。

消耗する経営者の心を保つ

――コロナ禍の影響を受けた企業の存続について、どのように考えられますか。

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