里親になった住職夫妻
※文化時報2022年4月26日号の掲載記事です。
浄土宗浄光寺(山形県上山市)の萩生田祐司住職(44)と充知子夫人(42)は、ひょんなことから子ども食堂=用語解説=を始め、通っていた3人の子どもたちを里子として迎え入れた。自分たちを「おせっかいな地域のおじちゃんとおばちゃん」と称する夫妻は「にぎやかなのが好きなので」と語る。それにしても、なぜ里親にまでなろうと考えたのか。(大橋学修)
50~60人が集う場
夫妻が運営するのは「かみのやま こども食堂『かえる家』」。浄光寺を拠点に、学校の長期休暇に合わせて不定期で開催している。共働き世帯の子どもたちの孤食をなくすことを目指し、その中で困窮家庭にアプローチする。
料金は無料で、対象は上山市内の小学生から高校生。大人は参加せず、子どもたちが将来、自分たちで助け合う社会を築けるように育む。
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