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池田大作氏死去 識者はどう見る

※文化時報2023年11月24日号の掲載記事です。


 11月15日に死去した創価学会名誉会長の池田大作氏(95)は、創価学会を日本最大の宗教教団に成長させるとともに、公明党を結成し「政治と宗教」の在り方に一石を投じた。1975(昭和50)年には、国外布教に向けて創価学会インタナショナル(SGI)を開設。中国やロシアと独自の外交ルートを確立した。79年に創価学会会長を退いて名誉会長になってからも内外に影響力を誇り、2010(平成22)年5月を最後に公の場で姿を見せなくなっていた。

 創価学会は、日蓮の弟子日興の門下によって形成された日蓮正宗の信徒団体として、牧口常三郎初代会長が1930(昭和5)年に設立した創価教育学会が前身。不敬罪で拘束された牧口初代会長は獄中死したが、戸田城聖第2代会長が46年に再建し、現在の名称に改称した。

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