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BIRDER5月号の見どころ

特集【鳥の鳴き声聞き分け講座】

さえずりの聞き分けに役立つ 覚えておきたい「声のモノサシ鳥」 
バードウォッチャーはどうして鳥をたくさん見つけられるのか,それは目(姿)ではなく,耳(声)で探しているからです。声を知れば鳥の居場所や種類だけでなく,鳴いている鳥が何をしているのかまでわかることもあります。とはいえ「声を覚えるのは苦手」というバードウォッチャーも少なくありません。そこで,鳥の声を4パターンの「声のモノサシ(物差し)鳥」として分けて,覚える基準にしてもらおうというのがこの企画。「この声は4パターンの中のあの声に近い」という覚え方なら頭に入りやすいはず。春は鳥たちのきれいなさえずりが聞こえるシーズンなので,ぜひ試してみてください。


※声を聞くにはアプリ「文一AR」がおすすめ!スマートフォンやタブレットにインストールして,アイコンの付いた写真にかざすと声が聞こえます。
(App Storeはこちら,Google Playはこちらからダウンロード)
※誌面中のQRコードからYoutubeでの視聴もできます。

かわいいしぐさも鳴き声も記録したい! 動画撮影の魅力とは?
YouTubeで鳥の解説動画を投稿している「みき」さんに,動画撮影のときに使っている機材や動画撮影のコツを教えてもらいました。すばしこく動き回る鳥につられてついカメラを動かしてしまい,見る側が疲れてしまうブレブレの動画を撮ってしまったなどの失敗談も交えつつ,野鳥動画の撮影をていねいでわかりやすく解説してくれました。声はもちろん,しぐさも楽しめる動画の世界に、ぜひ挑戦してみませんか?

▶︎みきさんの動画

連載記事の見どころ

[新連載]夜渡り観察の楽しみ

「渡り鳥」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。例えば夏鳥は,今の時期に日本に来て子育てをして,冬は南の暖かい地域で越冬します。でも,渡り鳥たちがいつ,どのようなルートで移動しているのかは未解明のところが多く,実は多くの鳥が夜に渡っているのではないかと言われています。この連載では青森県の龍飛崎で夜に渡る鳥を観察するという離れ業を紹介します。一面の暗闇の中を鳥が飛んでいる写真は,ほかの誌面にはない斬新なもの。どうやって夜飛ぶ鳥を見つけて観察しているのか,渡り鳥観察の新しい方法に注目です。

 ぶらり. PLUS “図鑑モデル”を探す旅

「♪鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670 第4版」発売の裏話を連載中!今月号で紹介するのはコモンシギという鳥。一見地味〜な鳥で,どこにでもいそうと思ったかもしれません。しかし,この鳥は「間違って迷い込まない限り日本にやってこない」くらいの超レアな鳥!しかも,シギの仲間は姿がよく似ているので,万が一この鳥を見かけても,別の鳥と勘違いしてしまうかもしれません。そんな超レア&識別高難度のコモンシギを自力で発見した喜びと裏話を語ってくれました。もちろん新しい図鑑にも♪鳥くんが撮影した写真が収録されています。

バーダー2023年5月号

バーダー2023年5月号特集目次

●さえずりと地鳴き〜基本のキ〜・春先のホケキョ (一日一種)
●さえずりの聞き分けに役立つ 覚えておきたい「声のモノサシ鳥」(松田道生)
●動画撮影の魅力とは? (「解説! 鳥の鳴き声図鑑」みき)
●最新レコーダー セレクションち(BIRDER)
●鳥の声は,音楽を「聞き流す」感覚で覚えるべし(石田光史)
●鳴き声が語源となった鳥名 (大橋弘一)
●AIによる鳥の鳴き声の自動識別はどこまで進んでいるか(森下功啓)

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文一総合出版


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