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"Figure something out." 語学気まぐれ日記 J eigo J〈9/18/2021〉

Welcome to J eigo J! 今日は最近私がドはまり中の、ネットフリックスのオリジナルコメディドラマ、Orange Is the New Black (省略してOITNB)のシーズン1、エピソード2より、私が面白いと思うセリフを取り上げたいと思います。ちなみに、アマゾンプライムでも1話¥200~¥250でレンタルできます。

この番組自体の説明は、こちらの記事をどうぞ。

パイパーは第1話で、"The food here is disgusting!" *(ここの食事は最低ね。)と、古株受刑者の レッド(Red)の前で、彼女が厨房を仕切っているとは知らずに、言ってしまうのです。これがレッドの逆鱗に触れた!!翌朝の朝食には、使用済みのタンポンが挟まったイングリッシュマフィンが彼女に出され、以降は彼女には何も食事が出てこない。

*(  )内の和訳はNetflixによる。

第2話では、彼女は何とかしてレッドの怒りを解こうとします。まずは、正攻法に、彼女に「私がバカでした。ごめんなさい。あなたが自分の仕事に誇りをもっているのを尊敬しています。」と、誠実に謝ります。

それに対し、レッドは "But I can't do shit with 'I'm sorry.' Not in here."(でもここでは”ごめん”なんて、通じないよ。)と言います。

パイパーが、"What do you want me to do?"(どうすれば?)と聞くと、"You're a smart girl. Figure something out."(賢いんだろ?自分で考えな)と言います。

figure out とは、「考える」ですが、「工夫して何かを考え出す、頭を使って解決する」というニュアンスです。

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こちらがレッド。ジェフが描いてくれました。私がこのドラマで一番好きなキャラ。日本語の「姉後肌」という言葉がピッタリくる、言うことはキツイけど、ハートはあったかい。

演じる女優はケイト・マルグルー(Kate Mulgrew)。「スター・トレック」にも出ていたそう。アイオワ州出身なんだけれど、ロシア人移民のレッドを演じているときは、すごい訛り(笑)!

以下の動画は、今ご説明した場面の後で、パイパーが空腹に耐えかねて、「私を殴って、それで終わりにして!」とレッドに詰め寄る場面です。しかし、レッドは「飢え死にしな!」と一蹴します。

レッドは、彼女は刑務所に入る前、夫とニューヨークでロシア料理のレストランを経営していました。そこに客として来ていた、ロシア人マフィアのボスの奥さんと、夫に頼まれて、友達になろうとします。しかしうまくいかず、ケンカをして、彼女の胸元にパンチしたら、彼女の豊胸手術した胸を凹ませてしまった(笑)!

笑っちゃうけど、笑い事ではない。マフィアのボスが、妻の胸を元通りにするために6万ドル請求してきた!

「どうしてあんなことやったんだ?」と夫に責められ、レッドは、"Because they left me out! Because they made fun of me! Because no matter how hard you try, no matter how hard you want it, there's the people who serve the bread and the people who eat the bread! And for once, it would be nice if you would be on my side!" (私をのけ者にしてバカにしたからよ!どんなに努力しても変わらないわ。パンを作る人間と食べる人間は違うの!一度でいいから私の見方をしてよ。)と泣きながら訴えます。

この、There's the people who serve the bread and the people who eat the bread.って、意味深い言葉ですよね。serve は和訳では「作る」となっていますが、厳密には「(料理などを)出す、提供する、給仕する」という意味です。

最近では、waiter, waitress という言葉より、性別関係なく使える server という言葉をよく使っていますよね。そう、前回の記事で出てきた、PC です。

話は戻って、このレッドと彼女の夫との会話の最後でも、夫が、"We'll figure out something."(手を打たなきゃ。)と言っています。

レッド夫婦はどんな手を打ったのか?そして、パイパーはレッドに許してもらうことはできたのか?spoiler(ネタバレ)になるので、言わないでおきますね!

以下のウェブサイトでは、このエピソードの色々な場面の写真を見ることができます。

Thank you for reading! See you soon!

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