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BUNGU SQUAD STORY #15『協奏』

この物語は、BUNGU SQUADというアナログゲームがどういう経緯で生まれて、どのように世界に羽ばたいていくかを、現在進行形で書き残していく自叙伝である。

#1はこちら

今からちょうど4年前の、2019年8月31日。
この日は神田で、高畑さん、きだてさん、他故さんの3人で構成される文房具トークユニット『ブング・ジャム』のトークイベントがあった。

この少し前に、きだてさんと他故さんには取材でお会いしていたが、“文具王”と称される高畑さんを目にするのは初めてだったので、とても楽しみにしていたのを覚えている。

なんせブングーファイブを作ったきっかけが、そもそも僕の文具好きからきているので、この御三方に会うのはとても感慨深かった。

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✒︎  ブング・ジャムとジャムる
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イベント会場に入ると、中には長机がたくさん並んでいて、前方には大きなスクリーンが垂れ下がっている。


その真下に、3人がトークをするであろうブースがこしらえてあったので、なるべく近い席を探して座った。

机の上には何枚かのチラシ類が置かれてあって、なんとそこにブングーファイブのフライヤーが置いてあるではないか。

よく周りを見渡してみると、他の席の所にもそれぞれ一枚ずつ配られている。

実はイベントが始まる前に、きだてさんから「良かったらフライヤー置きますよ」とは言ってもらえていたのだが、会場の隅に積んで置かれるだけでも十分だったのに、まさかひとりひとりに配ってもらえるだなんて思いもしなかった。

さらに、もう一つサプライズが。

このライブでは、3人がそれぞれに自分のコーナーを持っていて、三者三様の個性あふれるトークが繰り広げられる。

なんと、文具王の高畑さんのコーナーで、ブングーファイブの事を取り上げてもらったのだった。

まさかこんな特別な日に、こんな大々的に文具王から紹介してもらえて、一生忘れられない日になった。


イベント終了後、希望者だけが参加できる懇親会があったので、そりゃ迷わず出席するに決まってる。

そこでも早速ブングーファイブの話になって、居酒屋のテーブルの隅でミニゲームをやったりした。

周りはもちろん全員文具好きなので、ゲームに大変興味を持ってもらえて、何度も「面白い!」と言っていただけた。

この景色を見たかったんだなと改めて思い、本当に作って良かったなと、しみじみと噛みしめた夜だった。


〜BUNGU SQUAD STORY #16 へ続く〜

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