ぶんごー|遠回りする旅人

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ぶんごー|遠回りする旅人

目的地に直行せずに、遠回りして偶然出会うものを楽しみます。 あなたも遠回りの旅をしてみませんか。 このアカウントでは「移動が旅になる」遠回りの旅を中心に発信しています。 /温泉ソムリエ/POOLO JOB1期/

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    POOLOJOB 1期 Gチームメンバーのnoteを集めたものです

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自己紹介

みなさんこんにちは。ぶんごーと申します。 漢字で書くと「文豪」ですがいかついので平仮名表記です。 当たり前ですが本名ではなくニックネームです。 20年ほど前にニッチでマイナーな文学賞を受賞したのがキッカケで、周りからそう呼ばれるようになりました。 賞をもらったのは帆船のクルーとして風の力で大西洋を横断した航海記。 言葉にするとすごいことに聞こえますが、50人のクルーの一員なのでそれほど大変な旅ではなかったんですけどね。 仕事はフリーランスの舞台照明デザイナーです。 お芝居

    • 帆船のマーケティング

      https://www.facebook.com/classic.sailing/posts/pfbid0wt1ULLTVuPfHmRCefAbqx5Ua3rt1FbGB8AbCghp6tnmGy1Y8b3mjvnpJ4TSqujHQl 先日、イギリスの帆船「テネシャス」が運行を停止したようですが、それに絡んだフェイスブックの投稿です。 書いたのはヨーロッパで多くの帆船に関わってきたと思しき方。 イギリスは1970年代に一般向けの帆船航海プログラム「セイルトレーニング」が

      • 航海したことのあるイギリスの帆船がなくなった話

        イギリスで帆船「Tenacious」を運行していたJubilee Sailing Trustが閉鎖されたとの発表がありました。 現在、団体のwebサイトでは閉鎖のお知らせしか見ることができません。 facebookやXでも同じ画像がポストされています。 https://jst.org.uk/ 割と急に決まった話みたいで、先の航海の予約も受け付けていたようです。 予約者には返金などの対応について(保険会社から?)メールされると説明されています。 webサイトをはじめ、電話、

        • 人生を変えたある夜の話

          人生を変えたあの夜の話をしようと思う。 進学を控えた高校三年生のとき、学年全員が職業適正検査というものを受けさせられた。 一時間ほどかけてそれなりの量の質問に答える。 それによって、10個ほどのカテゴリーに分けられた職業に対して、能力、興味、人生観、性格の4 つの要素がそれぞれどのくらい向いているのかを判定してくれるというもの。 それによって今後の進路や将来の職業選択の助けにしようという意図だった。 テストの結果ですがA-Dの四段階で興味と人生観はすべてBかC。 そして能

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          旅先のおすすめ飲食店はグーグルマップでリスト化しよう!

          旅先で知らない飲食店に入ることも多く、いいお店にもたくさん出会ってきました。 しかし、お酒を飲む人なので酔っ払ってしまい、後でどこのお店に行ったのかわからなくなることがしょっちゅうで… そんなぼくの救世主はGoogle Map。 地元の人に連れて行ってもらってどこにいるのか分からなくても、お店の場所を記録することができます。 ここ数年ですが、旅先で出会ったおいしかったり印象に残ったお店のリストを作ってます。 酒飲みのおじさんセレクトなのでキラキラ成分は薄いですが、よろしけ

          旅先のおすすめ飲食店はグーグルマップでリスト化しよう!

          アクティブ派?それともまったり? ダラダラしたいあなたに、ゆるふわ系温泉ソムリエがおすすめするお籠り宿 2選

          こんにちは。「だらだらマイスター」のぶんごーです。 みなさんもそうだと思いますが、日々の生活で溜まったストレスが限界突破すると、もうなにもしたくない「だらだらモード」に突入しますよね。 そんなときに超おすすめなのが温泉。 携帯の電波が届かない秘境で日常を忘れてのんびり、というのもいいですが、なかなかそこまで日常を離れるのが難しい人も多いのでは。 そこで、ゆるふわ系温泉ソムリエのわたしが、首都圏から比較的簡単にアクセスできて最高にだらだらできる温泉宿をご紹介します。 ■今回

          アクティブ派?それともまったり? ダラダラしたいあなたに、ゆるふわ系温泉ソムリエがおすすめするお籠り宿 2選

          「水と風と人」■半径1キロメートルの旅、山形県飯豊町

          「水没した林にカヌーで入ることができる」 「ただし4月と5月の2ヶ月だけ」 そんな情報を手に入れたのは5月の初めごろ。 このチャンスを逃したら来年まで参加できない。 大急ぎでスケジュールを調整して予約を入れた。 そして訪れた山形県飯豊(いいで)町は思っていた以上に美しい街だった。 ■湖 飯豊町の市街地から離れた山の中に佇む、白川湖という名のダム湖。 春には山からの雪解け水が注ぎ込み、普段より10メートル近く水位が上がり、周囲を覆う林の一部は水に浸かる。 水は5月に入ると少

          「水と風と人」■半径1キロメートルの旅、山形県飯豊町

          転生モノのラノベかと見紛うタイトルだけど、言葉を生み出そうとする執念に感動させられる、ワンアンドオンリーな一冊

          ■文章術の本をアマゾンで検索する 「伝わる文章を書きたい人におすすめの本や記事」をテーマにした記事を書いて下さいとの依頼を受けた。なかなかハードなテーマ。 文章術のノウハウ本といえば、谷崎潤一郎が昭和9年に出した「文章読本」が最初のようだ。 文章術について語ることは書き手の心をくすぐるのか、谷崎の一冊をきっかけに、川端康成や三島由紀夫といった錚々たる顔ぶれがそれぞれの「文章読本」を出版している。 そして読み手も好きなのか90年近くが経つ現在でも、小説やエッセイ、ビジネス文

          転生モノのラノベかと見紛うタイトルだけど、言葉を生み出そうとする執念に感動させられる、ワンアンドオンリーな一冊

          旅する理由 推し旅のすすめ

          こんにちは!ぶんごーです。 突然ですが、あなたが旅する理由ってなんですか? いきなり聞かれると答えに困っちゃう人もいるのではないでしょうか。 ぶっちゃけ、理由なんて人それぞれ。 自分が楽しいように旅すればいいと思います。 でもそれってけっこう難しいことかもしれません。 ■ある神社で考えたこと 元乃隅神社をご存知ですか。 山口県長門市の海辺に建つ神社です。 真っ青な海と空に向かって朱色の鳥居が連なるビジュアルで有名で、みなさんも一度は写真を目にしたことがあるのではないでしょ

          旅する理由 推し旅のすすめ

          東中野駅東口改札、午後4時に待ち合わせ

          綾香ちゃん、こっちこっち。わざわざこんなとこまで来てくれてありがとう。 そうそう、ここがいま住んでる街。 ね、なんにもないでしょ。 西口のほうはもう少しにぎやかなんだよ。 小さいけどロータリーとか駅ビルとかあって。 ちょっとした商店街もあるんだけどこっち側パッと見なにもなくて。 でも、まあ、よく見たら面白いお店もあるんだよ。 ■喫茶ルーブル お店開くまでじかんあるから、ちょっとここでお茶していこう。 見た目すごくレトロでしょ。 喫茶スペースのあるパン屋さんなんだ。 値

          東中野駅東口改札、午後4時に待ち合わせ

          ユニコーンのように

          「まるで遊牧民ですね」 そう言葉を発したのは、眼の前に立っている農業高校の先生。 「ぼくたちみたいに土をいじっている人間には考えられない生き方です」 地方巡業する劇団の裏方をしていた時期があった。 街から街へと渡り歩き、高校の芸術鑑賞の授業でお芝居をする。 劇場なんてどこにもない小さな町に行くこともあって、そんなときは体育館に機材一式持ち込んで一日だけの劇場を作りあげる。 ある日、公演が終わって出発までのつかの間、機材を詰め込んだトラックの脇で学校の先生と立ち話をした。

          ユニコーンのように

          通勤電車で「今日は会社をサボって海を見たい」と思ってしまったあなたへのおすすめスポット2選 ~鶴見駅編~

          会社員のみなさん、毎日の通勤ご苦労さまです。 混んだ電車で仕事に向かう、そんなあなたが日本を支えているのは間違いないところ。 しかし、そんな責任感の強いあなたも、ふとこんな考えが頭をよぎることがあるかもしれません。 「海がみたい」 とはいえ、湘南や鎌倉はちょっと遠い。横浜や横須賀は街なか過ぎる。 この記事は神奈川方面で移動中のそんなあなたにおすすめ、鶴見駅から始まる海への旅をふたつご紹介します。 ■鶴見とは 横浜市鶴見区。位置的には横浜と川崎の間。 JR京浜東北線と京

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          「旅人からのギフト」というテーマを見て思い出したある離島にまつわる思い出

          POOLOJOBの執筆課題に「旅人からのギフト 旅をする側の人間として、旅先に還元できること or やれることはなんだと思いますか?3つに絞って教えて下さい。」というテーマがあったのだけど、これがとても書きにくくて。 普段、旅先に貢献できることを考えてないわけではないけど、それはあくまで個人的な想いや経験に基づいていて、他の人にうまく伝えられないし。 いままでの記事は楽しさの提案なので書くのに抵抗はなかったけど、今回は「旅人は旅先にこうやって貢献すべし」みたいに他人の行動を

          「旅人からのギフト」というテーマを見て思い出したある離島にまつわる思い出

          択捉島に渡るには■日本の真の北端を見に行きたいけど

          イタリアのクルーズ会社、コスタクルーズから2022年のクルーズ船のスケジュールが送られてきた話の続きです。 https://note.com/bungou/n/nf50001aef0ef 寄港地にあったロシアのコルサコフ。 調べたらサハリンの港町のようです。 どんな街なのか興味が出たので少し調べてみましたがまあ情報の少ないこと少ないこと。 ググって出てくるのはほとんどがクルーズ客船で寄港した人のブログとか。 のぞいてみると街の風景はそこそこきれいですが、いわゆる観光地で

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          旅で生まれるギフトとレシーブの話

          ■地域を育てる土と風 「土の人と風の人」という言葉を聞いたことはありますか。 ひとつの地域に根を張って暮らすのが「土の人」 土地に根を張り、日々の暮らしを守り、受け継ぎ、育む存在。 変わらない日常に小さなざわめきを起こすのが「風の人」 地域の外からやってきたり、外からの視点を持った人。 変わらない日々の外側から現れて風を起こし、新しいなにかを生み出すきっかけになる人。 土の人と風の人、地域に活力を生み出すにはその両方が必要と言われています。 どちらか一方だけではだめな

          旅で生まれるギフトとレシーブの話

          「ゆっくり旅」の3つのルール

          こんにちは。「ゆっくりトラベラー」のぶんごーです。 ぼくのおすすめは「ゆっくり旅」 気になる人は続きを読んでみてください。 「ゆっくり旅」で心に留めている3つのルールです。 ■ゆっくり移動する 「ゆっくりトラベラー」なのでこれはマスト。 速すぎると見落としてしまいがちな、些細だけれど美しい風景に目を留める。 それが「ゆっくりトラベラー」の旅のスタイル。 飛行機や新幹線は便利なんですがもったいないと思うのです。 ずいぶん前に出雲大社に参拝したとき、JR出雲市駅前のホテルか

          「ゆっくり旅」の3つのルール