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旅する理由 推し旅のすすめ

こんにちは!ぶんごーです。
突然ですが、あなたが旅する理由ってなんですか?
いきなり聞かれると答えに困っちゃう人もいるのではないでしょうか。
ぶっちゃけ、理由なんて人それぞれ。
自分が楽しいように旅すればいいと思います。
でもそれってけっこう難しいことかもしれません。

■ある神社で考えたこと

元乃隅神社をご存知ですか。
山口県長門市の海辺に建つ神社です。
真っ青な海と空に向かって朱色の鳥居が連なるビジュアルで有名で、みなさんも一度は写真を目にしたことがあるのではないでしょうか。

以前にここを訪れたことがあります。
よく見る写真の撮影ポイントちゃんと案内があって、簡単に同じアングルで撮ることができました(天気悪かったのでイケてませんが…)

どうして元乃隅神社にいったのかというと、例の写真と同じアングルで自分も撮りたかったから。
そういう意味では目的は果たしました。
しかし神社そのものはぼくにとってはあまり惹かれる場所ではなくて。
なんだろう、この敗北感は。

■ぼくの旅する理由とは

グーグルマップのレビューには思い通りの風景が見られて満足という投稿が並んでました。
そういう人の旅する理由はネットや雑誌で見たことのある景色を確認することなのだと思います。
それはそれでいいでしょう。
ではぼくにとっての旅する理由ってなんなんだろうかと。

■わざわざ行きたい本屋さん

和氣正幸(わきまさゆき)さんの書いた「日本の小さな本屋さん」という一冊があります。
日本の小さな本屋さん | 和氣 正幸 |本 | 通販 | Amazon

ネット通販に押されて書店の経営はとても厳しいものがあります。
一方で苦境を乗り越えるために、様々な工夫をこらした個性的な書店が全国各地に生まれてきてもいるのです。
もともと「本屋好き」だった和氣さんは各地の書店を巡るなかで「旅の目的としての本屋さん」というコンセプトを考え出しました。
そのお店を訪れることが目的となるような面白い書店が日本にはたくさんあると訴えることで何冊かの本を生み出しました。

和氣さんのお店「BOOKSHOP TRAVELLER」とおすすめの本屋さんについては以前ぼくが書いたこちらの記事をご参照ください(店舗は下北沢から祖師ヶ谷大蔵に移転しています)
わざわざ訪ねたい!日本全国の個性的な本屋さん


■旅は推し事

旅する理由は人それぞれ。
和氣さんにとってはそれが「本屋さん」だったのでしょう。
どうせならみなさんも好きなことを旅に絡めてみませんか。
温泉とかコスメとかグルメとか、ネタはなんでもOK。
自分が夢中になれる「推せる」なにかのために旅してみませんか。

■漁港LOVE!

ぼくの「推し旅」テーマは漁港や漁船。
船旅や島旅をよくするので近くに漁港があると立ち寄るようにしています。
公園やベンチがあれば最高で、何時間もぼーっと港に出入りする船や働く漁師さんを眺めていたりします。
港ごとに穫れる魚や海の様子、土地の文化が違うので、漁船にも特徴あります。
切りがないのでひとつだけ上げますが、愛媛県今治市の漁船は舳先の波切りが無茶苦茶長いんです。
日本のどこにもこういう作りの船はなくて、操作性にはマイナスの要素しかありません。

個人的には船のリーゼントって呼んでます。
実用ではなくて心意気のデザインだろうなって。


■あなたの推しをみつけよう

誰にも共感されないんですが、漁港を訪れるのはとても楽しい時間です。
ゆくゆくは「漁港カメラマン」として活動したいくらいに。
みなさんの内にも旅と親和性のいい「推し」要素が眠っていませんか。
自分だけの推しと出会えると旅はもっと楽しくなること請け合いです。


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