見出し画像

フルサイズ機&M42アダプター&邪道レンズのテレモア×2

一眼レフのレンズ選びで、色々と考えていると知らず知らずのうちに邪道に入り込んでしまいます。それはオーソドックスな純正レンズを買わずに、焦点距離を伸ばすことのできるテレコンバーターを使い始めるという安易な道を選んでしまう、というケモノ道です。

このケモノ道を作ったのがケンコーとコムラーです。ケンコーは今もある会社ですが、コムラーはとっくの昔に倒産しています。それぞれ、ケンコー・テレプラス、コムラー・テレモアという商品名で、テレコンバーターを作っていました。×2、×3で、各社のレンズマウントをしっかりと揃えていたのです。

フルサイズ機を使うようになって、望遠レンズをどうするかいろいろと考えていました。「最低200mmまでは欲しいなあ。でも今手元にあるのは100mmだし。うーーーん、ああっ!そうか。むかしむかしあったなあ、テレモアという手があった・・・・・・。」という思考過程です。

テレプラス、テレモアは「こんなのはレンズではない」という偏見にさらされ、中古カメラ屋の中でも隅の方に追いやられている哀れな存在です。しかし、私は決然とこれを買ってしまいました。

画像1

焼き芋を包む風の茶紙袋がまたまた登場です。

画像2

画像3

画像4

堂々のコムラー・テレモア×2です。1500円でした。これを昔はフィルムカメラのボディとレンズの間に装着したのです。今はフルサイズ機+M42アダプター+コムラー・テレモア+M42レンズという構成です。


画像6

画像7

今回使用するのはペンタコン100mmF2.8です。2倍のテレコンバーターで焦点距離は200mm。明るさは2絞り分暗くなり、F5.6ということになります。

画像7

画像8

重たくてかさばる200mmのレンズをわざわざ買うより、コンパクトでいいのでは、と思います。過去のM42マウントのレンズ資産の豊かさは、こんな付属アクセサリー類にも表れている、という一例でしょう。写真道の奥深いケモノ道には、こんな楽しみ方も存在するのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?