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美女とヘアスタイル


髪型を変えるのは女性の心理状態の変化もあるようだ。瑠璃子は、ショートヘアが似合う。敦もショートヘアが好きだ。水原希子のショートボブ、本田翼のウルフボブ、こじはるのワンカールボブ、にこるんのウェーブボブなどがあると雑誌で読んだことがある。ボブばかりだった。それ以上の長さは、佐々木希のストレートミディや深田恭子のセミロング、中村アンのストレートロングなどと順々に長くなっていく。

髪型で人の印象は変わる。瑠璃子は、生まれつき天然パーマなので、ナチュラルウェーブのショートヘアだ。ザ・ゴールデン・カップスの「長い髪の少女」は、1968年にリリースした曲だ。当時は、女性に長い髪が定着していた。

『長い髪の少女 孤独な瞳
うしろ姿 悲し 恋の終り
どうぞ僕だけに 心をうち明けて
どうぞ聞かせてね 愛の物語』(作詞:橋本淳)

ほとんどの女性がロングの時代、1994年にデビューした広末涼子あたりからショートヘアが市民権を得たようだ。あるサイトの「ショートヘアが似合う女性芸能人ランキング」では、1位 新垣結衣 2位 本田翼 3位 長澤まさみ 4位 波瑠 5位 広末涼子 6位 広瀬すず 7位 吉瀬美智子となっている。敦も納得のランキングだ。髪を切ったお陰で、人気になった女優も多く、イメージアップに繋がっている。

昔は、髪は女の命と言われた。今は、似合うか似合わないかだ。男が長い髪に憧れているか否かは、分からないが、個性を重視している世の中で、髪毛の長さで、評価するのは野暮なのかもしれない。敦は、瑠璃子だからショートヘアが似合うと思う。しかし、ロングが似合う人はロングにすべきだと思う。

「ロングヘアが美しすぎた女性芸能人ランキング」では、1位 仲間由紀恵 2位 北川景子 3位 シシド・カフカ 4位 栗山千明 5位 柴咲コウ 6位 黒木メイサ 7位 新垣結衣となっている。敦の時代ならば、梶芽衣子、大原麗子、松坂慶子などを挙げる。美人の条件は変わった。今は、隣のお姉さんに近い感覚だ。飛び抜けた美人より、ほどほどのブスに近い感覚がある。そう言う方が、芸能界では生き残っている。世の中の需要が変化していると敦は思う。身近にいそうな女性を求めている。手に届きそうな人達が、テレビやスクリーンに登場している。「必要な時に必要なものを」そんなことを考えていた。

おもしろ可笑しく生きている。その精神が、世の中で浸透し切っている。真面目に考えすぎると、息詰まる。余裕を持って、女優を観察するとブスでも、見ることができる。むしろ、ブスの方が、味わいがある。諦めているわけではないが、美の追求も大事じゃないと思う時がある。いつか、美を追求する大人が現れると期待している。「昭和は、遠くなりにけり。令和は、近くになりにけり」か、と敦がぽつりと一言いった。

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