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もう風に時代に移った


『風の時代』が今日からやってきた。金銭や、物質、権威の『土の自宅』から知性、コミュニケーション、個性の『風の時代』に変わった。2020年12月22日に起こる「グレート・コンジャンクション」と、新たな時代のスタートについて、時代の波に乗るための不可欠なルールを人気占い師の真木あかりが解説した。「風の時代を生き抜く8つの心得」をVogueで語った。

1. フットワークを軽く。
2. 自分がトレンドになる。
3. 対等な関係性をつくれる相手を選ぶ。
4. 自分にキャッチコピーをつける。
5. 「かたち」にとらわれないパートナーシップ。
6. 人を助ける。
7. 自分の言葉で話す。
8. 心を満たす方法を模索する。

その他のサイトでも同じようなことを唱えていた。「要は、占星術により約200年ごとの地球変革期グレート・ミューテーションが起こる。時代の切り替えの合図のことだよ」と分かったような分からないようなことを言っている敦も聞きかじりだ。ただ、時代の閉塞感が消え、新しい時代がやってくる期待は、誰もが持っているような気がした。

「これまでの常識や価値観が丸ごと破壊するショックがドカンとやってくるような気がする」というのは、あながち嘘ではないと敦は確信していた。精神的な改革が次の時代に現れる。それほど、ほとんどの人達が、コロナ禍だけでなく、経済面も精神面も追い詰められしまったいる。

新しい価値観や常識が欲しいのが本音だった。そこに、占星術だろうが、占いだろうが、突然やってきた「風の時代」は、希望と夢を病んだ精神を救いに変えてくれた。
目に見えない現象だけど、メンタルで変わって見えるのが不思議だ。着実に意識革命が起こっている。たまたま、淳が水瓶座だったのも興味を持った要因だった。

占星術で扱う12星座は、火・地・風・水の4種類のエレメントで分類される。12星座の4元素分類はこうだ。およそ200年ごとにグレートコンジャンクションの星座エレメントが切り替わる現象は、グレートミューテーションと呼ばれている。

火:牡羊座・獅子座・射手座
地:牡牛座・乙女座・山羊座
風:双子座・天秤座・水瓶座
水:蟹座・蠍座・魚座

双子座、天秤座、水瓶座の風の時代に突入した。占い師にとって儲かる時代かもしれないが、天体の動きによる地殻変動は、政財界をも変えるチャンスのような感じすら受ける。「自分の意思と行動によって前向きに変化の波に乗って行くことが幸せに通じる」と敦のいう通りかもしれない。「そんな占い、まともに信じているの」と瑠璃子が冷淡に敦を諭した。確かに、占いに夢中になってしまった敦も敦だが、時代を変えたいと思っている敦に好都合な話であることは、確かだ。「やっぱり神頼み」と瑠璃子は、釘を刺す。それでも、「何も考えないよりマシだ。新しい時代が来ることは確かだからね」うーむ。風の時代になれば、嫌なことを全部吹き飛ばすかもしれない。精神面を鍛えない限り、時代の流れに耐えられないような気もするのだが。「知性、個性が全くない」淳にとっては、地獄と化すかもしれない。それでも時代が変わったのだ。

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