大切なのはWhereではなくWhy!ライターになるには独学するべきか?学校に行くべきか?
「webライターになるためには学校に通うべきか、通わなくていいのか」という話をたびたび目にします。
私は、通学でも独学でもどちらでもよいと考えています。
通学も独学も一長一短です。通学するためには、まとまったお金と時間が必要ですが、効率的に学べると言えます。一方で、独学で学ぶ場合は通学に比べてお金を節約できますが、時間がかかるのが一般的でしょう。
仕事につなげるために勉強するときに重要なポイントは2つあると思います。1つ目は、目標を達成するためのマインドセットをしっかりしておくこと。2つ目は、自分の強化するべき点と向き合うことです。この点をふまえて、独学と通学、どちらの方法が合うかを考えるべきです。
TOEIC900点を目指すサークルに入ってはみたものの、900点が取れなかったあの頃
私は今技術翻訳のお仕事をしていますが、翻訳者になるずいぶん前に、TOEIC900点を目指すオンラインの集まりに入って、TOEICの勉強をしていました。
でも、私がその集まりに入っている間は900点を取れませんでした。目標を達成した友達の「900点取れました!」という報告を聞いたとき、私は「おめでとう!」と声をかけながらも、「ああ、だめだ…」と落ち込んでいたのをよく覚えています。
当時の私の勉強を振り返ると、良くなかったところは、2つあります。1つ目は、目的意識が低かったところです。私はその集まりに入っただけで、もう900点を取れた気になっていました。そもそも本当にTOEICの勉強が翻訳者への道に通じるのかなどのTOEICを勉強するための意識付けが弱かったように思います。
2つ目の良くなかったところは、自分の弱点に向き合わなかったところです。そのオンラインの集まりは、900点を取るために作られたカリキュラムに従って課題をこなすものでした。当時の私は、この課題をこなすだけで900点が取れると思い込んでいました。しかし、そうではなかったのです。
900点を取るためには、自分は何ができていて、何が足りないのか、どんな学習をしたらいいかを考えるべきでした。
もし、あなたが茶碗蒸しを作りたいと思ったら、まず卵を割れなければいけません。もしあなたが卵を割れないのならば、料理教室に通って蒸し器の使い方だけをマスターしても茶碗蒸しは作れないのです。
結局私はそのオンラインの集まりから離れました。そして、自分が翻訳者になるために必要な勉強について改めて考え直し、英検1級の勉強を始めました。英検1級に合格した後に翻訳の勉強をして、今は技術翻訳のお仕事をさせていただいています。
大切なのは、目標を達成するために自分に必要なものに気づくチカラ
私は、TOEIC900点が取れなかったあの日から、自分自身がどうしたいのか、そして自分が強化するべき点はどこなのかを常に考えるようにしています。
どこで学ぶかよりも、なぜ学ぶか、どう学ぶかが大切なのです。
昨年末、私はオンライン型のライタースクールに入りました。その理由は自分の文章を添削してもらい、自分の文章のよくない部分を知り、その部分を改善したかったからです。しかし、独学が合うのか、通学が合うのかは人それぞれです。
スマホさえあれば、誰でも手軽にいろいろな情報を入手できる時代になりました。あふれる情報に流されずに、自分自身で考えて決めることが大事です。
みなさんが自分に合った方法を見つけようとするときに、この記事が少しでもお役に立てばうれしいなと思います。目標に向かって突き進むすべての人に幸あれ!
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