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【往復書簡】一寸先が見えないから胸キュンを信じるしかなかった。

今日でついに波乱の2020年も締めくくり…!世の中も大変だったけどわたしの人生もまあまあ目まぐるしかった。みなさん、本当に一年間お疲れさまでした。

例年感じる”名残惜しさ”みたいなものはあまりなくって、「もういいね、よくがんばったよ(ポンポン)」ってテンションが正直なところ。だって大阪城ホールでスピッツの草野さんに手をふっていたのが、ダブリンで生牡蠣に当たりながらハイキングしたのが、今年だなんて信じられない。

わたしは日々顔を合わせる人も、為す仕事も、暮らす場所も、変わった。この一年で、あまりにもあれこれが変わりすぎた。今年はそんな人が少なくないのかもしれない。

2020年のおわりに書くのは、こちら☝🏻へのお返事です。

前回わたしは、アヤノさんの「過去の自分に会いに行けるとしたら、どの時代の自分に何を伝えますか?」という問いに対して、ちょっぴりウエッティな家族の話をしたんだった。わりと勇気が要たお返事だったんだけど、とびっきり愛あるHUGで受け止めてくれてありがとう…。

すごいお兄さんだね。すごいというのはまっすぐ誠実にぶんちゃんに向き合って、本当のことを言ってくれる、真の意味で優しい人だなと。

そうなんよ、兄は、わたしには真似できないレベルで本当に優しい人。めちゃめちゃ安定志向で、趣味も少ないしお酒も飲めないし、絶対に好きにならないタイプだけど(笑)兄の中で優先順位が決してブレないところを心から尊敬している。判断ひとつひとつを見ていると、「何においても家族が一番大事」っていう価値基準がブレない(わたしが勝手にそう思っているだけかもしれないけどな)。兄がいつも余裕ぶって”安定”を静かに守ってくれているからこそ、わたしは自由奔放に生きていられるんだって、100万回感謝しても足りないと思ってる。ありがとう、兄。

なんだか兄の話をしはじめたら結婚式で読み上げるお手紙書いてるんかってくらい筆が進んでしまいそうなのでこの辺にしておくね。笑 

あのトゲトゲしていた頃のわたしたちのキャパの狭さよ。いっぱいそこから学んで"今"をたくさん生きられるようになったよね。文ちゃんが秋の風みたいにハンサムなお母様に再会するときには楽しいおしゃべりが待ってるってわたしも信じてる。

アヤノさんの「わたしも信じてる」は強いなぁ…。人間パワースポットからせせらぐお言葉だからそりゃそうかぁ。なんだかこの言葉をもらった時、すごく心強い気持ちになって、間違いなくそんな人生を送れる気がしたよ(単純)。

わたしも家族に限らず、ありがとうって言いたい人にはちゃんと言ってこって思ったよ。

本当、「家族に限らず」なんだよね。わたしは決して友達が多い方ではないけれど、今年は「友達って最強だ」って何度も思うような一年だった

学生時代からの友達、仕事仲間から友達になった人、趣味を通じて出会った人、友達のご縁で出会った人…出会い方も、連絡を取り合う頻度も様々あれど、遠くでそっと見守ってくれていたり、大笑いさせてくれたり、どんな時も味方でいてくれたり、知らない世界を広げてくれたり、わたしは一人で生きていけない人間なので、いつも助けてもらっている。

アヤノさんとも、一年前は二人で飲みに行くことも、猫ちゃんズとの愛の巣にお泊まりさせてもらうことも、交換日記をはじめることも想像できてなかった。アヤノさんとの蜜月も含めて(きゃっ)今年は友達とのご縁が実り多き一年だったな~と思う。マイフレンズ、いつも本当にありがとう!!(この場を借りてもちゃっかり御礼)

もう一周回って、どんなに凹んでも失敗しても人から変だと思われても傷つけられても傷つけてしまったとしても、「わたしはサイコー!わたしはわたしを絶対に信じてる!」ってマリオの無敵のスターモードに入っちゃって全部どうでもよくなっちゃった。だって信じてるし、わたしはずっとわたしの味方だから。そこは絶対ブレないから

アヤノさんのスターモードは、そのエネルギーが本当にアヤノさんを輝かせているなって感じる。それはもともと備わっていた特殊能力とかではなく、「もう一周回って」と話すその間に、人一倍葛藤してより自分にやさしく、そして他人にやさしくなれる方法を考えていたからこそ、勝ち得た生きやすさなんだろうなと勝手に思ってる。

おうちは東京と山側と海側の3つくらい、海外にも3つくらい。(中略)現夫は一人だけと、元夫は二人くらいいるかもしれない。(中略)でも、みんな関係は良好みたいなイメージ。(中略)仕事はなんだろ、本を書いたり出したり、個人に対してのライフコンサルというかコーチみたいなことやってそう。猫と暮らせる不動産のオーナーにもなっていたい。猫の保護団体にも巨額の寄付をできる富豪でありたい。キャバレーオーナーにもなりたい。

理想の10年後を聞いたら、またまたこちらの想像をぴょいと超える回答が返ってきましたよ…。アヤノさんのドリームは23区で収まらない。おうちは東京と山側と海側の3つって、なに…?(笑)そんなの最高すぎる。自分のイマジネーションの欠如に落ち込みそうになったから、ディズニーランドでも行きたい。

けれどアヤノさんの理想を聞かせてもらって、これは夢物語ではなくって、「この人なら本当にやってしまうかもしれない。そうなって欲しい!」って思ったよ。前にもチラッと話したけれど何度でも言う、わたしがアヤノさんの一番かっこいいと感じるところは、なりふり構わずチャレンジし続けるところ。チャレンジを、本当にやめない。まじでこの人は続ける。それがすごく、かっこいい。

愛と勇気の量がすさまじいの。アンパンマンも顔負けなの。

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そんなみんなのヒーロー、アヤノ姉さんから受け取ったのは、「去年の自分と今年の自分、一番変わったところは??」という問い。

これ実は聞かれて、すぐに答えは出ていた。わたしは去年よりも、自分の直感を最優先できるようになった。今までガッチガチ頭でっかちマンに本能:理性=3:7くらいで判断していたことが、今年の夏くらいから本能:理性=7:3くらいになった感覚。

今まで理性的に折り合いを付けて幸せを享受して、納得して続けていたことが、いくつかの”たまたま”が重なって、全然折り合わなくなってしまった。「3年後、5年後、こうなるんだろうな」と何となく、けれどわりと解像度高く想像できていた未来が見えなくなってしまった。

川沿いで缶ビール乾杯する若者を横目に「一ヶ月後、わたしは何をして生きているんだろう、わかんないや、まぁいいか…」と思いながら、ラフマニノフピアノ協奏曲第2番を拠り所に、深海をふらふら漂うように隅田川を徘徊していた。

そんな迷子の寄り道で出会ったのが瀬戸内の景色だった。「ここに住みたい」と感じて、旅中に今の会社を見つけて応募をして、2週間後には退職の意思を当時の上司に伝えていた。

「美しい」という胸キュンが、わたしにとって一番信じられるものだった
一ヶ月後何をしているかはわからないけど、今、わたしの心が動いたのは間違いないなって思った。一寸先が見えないから、自分で見つけた明るい景色の方に進んでいくために、直感に任せて既成事実を作ってしまいたかった。

正解、どこにあるの?と探してた答えは自分の中にしかなかった。ありがとう、野田洋次郎さん。

そしてきっと直感とやらは、毎日の小さな心の揺れ動きと選択、その結果によって作られているだろうから、直感を信じて今ここにいるということは、こうなるべくしてなったんだなぁ…と過去から今まで繋がった点々に悉く納得している。

その点々のひとつには、たしかに代官山での夜もあって。ピンクのワンピース着たアヤノさんが、愉しそうにワインをオーダーしながら、わたしの話を「やばいね~(笑)」って笑い飛ばしてくれて、「わがまま姫になっちゃいなよ~~」と甘えさせてくれたこと、一生忘れないと思う。たぶんあの時間だけ、店内で「やさしさに包まれたなら」が流れてた。

ふと振り返ると、2020年という一年は、わたしにとって決して“穏やか”な年ではなかった。だからこそ出会えた景色が山ほどあって、結局、今年も「今年が一番楽しかった」を更新してしまった。色々あっても無事に新年を迎えようとしていること、とっても幸せだ。

***

さてさて、世は「風の時代」に突入したといわれているけど、アヤノさんはこの新時代の到来をいち早く予告してくれていたよね(笑)

わたしは、移住したからには新天地に根を張って暮らして、一県民としてなじまなければ…!と少し気負っていた部分もあったのだけれど、「ふわふわ漂ってたら辿り着いた、またいつ風に飛ばされるかわからない」くらいの心持ちでいいかも~と思ってきた。それくらい軽やかな気持ちで、目の前の出会いを楽しめたらなと。

風のヴィーナス、アヤノさんが新年に思うことはなんですか?具体的な目標だったり、今年と変えていく部分はあるんだろうか。

どうかアヤノさんの良きタイミングでよろしくね。お正月は冷え込みそうだから、猫ちゃんたちと心も体もあったかくして過ごしてね。

とびっきり清々しい新年を、迎えてね!

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