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市民後見人養成研修4日目 1/28

昨日、市民後見人養成研修3日目に参加してきました。
今回も自分のための復習投稿です😊

研修内容
1.オリエンテーション
2.民法の基礎(財産法・家族法)
3.成年後見人制度の基礎知識
4.権利擁護支援の考え方
5.   振り返り(グループワーク)

9時40分~16時まで。

今日は弁護士さんからの法律についての講義でした。今回も必死に講師の方のお話を聞いてきました💨

「民法」は六法のなかの1つ。私は六法すべて言えない😅💦
後見人制度に関わってくる部分を中心に、素人にも分かりやすいお話しでした。

1限目:民法の基礎
<この講義で学ぶこと①>
○成年後見人制度を理解し、
 高齢者・障がい者の権利を保護するために、理解しておくべき法律のうち 「民法」の基礎を学ぶ

○そもそも法とは、社会秩序を維持するために、
 国家権力によって、守ることを強制されている社会規範である。
 法のうち、日本では「国会」で定められるのが「法律」であり、
 日本国民は、日本の法律を守る必要がある。

<この講義で学ぶこと②>
〇「民法」では、私人と私人とのルールを定めている。

〇この民法の条文を原則としつつ、
 会社法・消費者契約法・任意後見契約法  等々の特別法が存在する。

上記をふまえ、民法の基礎として、民法の全体像を見たうえで、
 ①総則(通則・能力) ②法律行為・契約(無効・取消)
 ③代理 ④委任 ⑤事項 ⑥相続
について、学びました。

法律の勉強なんてしたことがなかったので、新鮮でした。
普段、職場では触れることのない分野の講義ばかりで、どんな話が聞けるのか毎回わくわくします。
とても覚えられないですが、トラブルが発生したり、予測されたときに『こんなルールや権利があったな。」と想起でき、相談できるようお繋ぎできればと思います。

日常の何気ない行為も、法律用語で表現されると、実はとても身近なものなんだと感じました。
例)コンビニでの買い物
 ・債権者(コンビニ)↔ 債務者(買う人)の関係が成立
 ・意思表示
  →明示的(これください、と言葉に出す)
   黙示的(何も言わず、レジに差し出す)

他にもいろいろな話を聞くことができ、おもしろかったです。

2限目:成年後見人制度の基礎知識
○後見人はなぜ必要?
 自分で決めることに不安のある方々を守り、
 ご本人の意思を尊重した支援を行うのが成年後見人制度
 (悪質商法の被害に遭う恐れもある)


〇主な仕事
 ・財産管理(不動産や預貯金などの管理、遺産分割など)
   →本人の代理人として、本人の財産を管理

 ・身上監護(介護・福祉サービスの利用契約や、
      入院・施設入所の契約締結、生活状況の確認など)
   →本人の生活を支援し、必要な措置を行う

〇後見人に認められる権利(民生委員や福祉職員と異なる点)
 代理権(本人に代わって契約などをする)
 取消権(本人がした契約を取り消す)

〇後見人にできないこと
 ①本人の身分に関すること(婚姻・養子縁組・離婚など)は
  代理することができない

 ②本人と後見人の利益が対立するとき(本人から後見人が贈与を受ける・
  お金を借りるなどの行為)は代理することができない。
  例)入院時の身元保証人になる→✖ 後見人に支払い義務が発生する

 ③本人が受ける医療(手術・予防接種・抑制同意書・看取りなど)に
  ついて、本人に代わって医療同意することはできない。

後見人の需要が高まるなか、利用する人が増えない背景や、後見人の不正事例、不正を防止するための対策など、いろいろなお話がありました。
実際に後見人をされている弁護士さんからのお話で、とても具体的でわかりやすかったです。

3限目:権利擁護支援の考え方
権利擁護支援センターのセンター長さんの講義でした。
毎回1コマは必ずお話ししてくださいます。センター長さんのお話しは、この養成研修のお楽しみでもあります。

〇「権利擁護」とは
 ここいう「権利」は法的権利とは異なる
 
〇擁護されるべき「権利」の中身とは?
 私たちの暮らし(地域自立支援)の内容 
  ~護るべき「権利」の意味~

 ①ふつうの生活(地域生活・当たり前の暮らし)
  健康で文化的な社会的価値・役割のある暮らし

 ②自分らしい生活(自立生活・自分らしい生き方)
  自分のことは自分で決める暮ら

 ③みんなとの生活(社会参加・人と関わること)
  孤立しない・させない!
  排除しない・させない!

①②③をどうやって実現するのか、の話
https://wp.me/paWyS1-2JT
出所:2022年度尾張北部権利擁護支援センター権利擁護講演会「権利擁護って何?」(講師:上田晴男先生)
引用:2024年1月27日
 「権利擁護支援の考え方」 講師:尾張北部権利擁護支援センター山中和彦)


〇自己決定は、なぜ大切なのでしょうか
 ①自分のことを自分で決めることが、その人であることの一部だから。

  人が決めたままに生きるのでは、自分じゃなくなってしまうということ

 ②自分のことは自分が一番よくわかっているから。
  なにが気持ちよくて、なにがイヤなのか、
  本当の気持ちは他人にはわからないとうこと

 ③他人はあなたの人生を生きられないから。
  ああだこうだと他人が言って決まったことも、結局、その結果を
  引き受けるのはあなた自身だということ

もっと自分のことも大切にできそうです。
ありがとうございました。

次回は2月7日です。




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