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ぶんぶんどー説明note

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名刺代わりに、2019年より書いた約550記事の中からまとめました。「ああ、こんな人なのね」「ああ、こんなダメ人間なのね」と思っていただければ幸いです。
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#エッセイ

負の連鎖が爆走中。

更年期の“ゆらぎ”というやつなのか、最近何かと不安定だ。 知人と久々に遊びに行き、お昼に…

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人々の息づかいと美味しいものが心を満たす/小説『BAR追分』の世界

読書に関するnoteはあまり書いていないのだが、「人生を変えた一冊」として『赤毛のアン』にふ…

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好きな本草学者を語ろうとしたら、また不思議なことが起きた話/賀来飛霞について

きっかけは植物学者・牧野富太郎のコラボTシャツ来春放送予定のNHK朝ドラ『らんまん』で神木く…

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必要な人は不思議とつながっていく/小説「ツナグ 想い人の心得」

年齢的なものと診断された飛蚊症の目が、先週ぶどう膜炎になった。えー。考えた末、しばらく仕…

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美味しいものを一緒に食べる幸せ/劇場版『きのう何食べた?』

人気ドラマ『きのう何食べた?』の劇場版が11月3日に公開され、シロさんとケンジの美味しい日…

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人生を変えた一冊①/「赤毛のアン」

人生を変えた一冊は二冊ある。今回はそのうちの一冊「赤毛のアン」について。 大袈裟すぎる表…

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白と黒のオダギリジョーに涙が出たり引っ込んだりした『大豆田とわ子と三人の元夫』第7話

あれから1年後。『大豆田とわ子と三人の元夫』第7話は、淡々と過ぎていくとわ子の日常からスタートした。 (以下、ドラマの内容を含みます) フルーツサンドを食べようとする松たか子を、「コラボCMかな」と思いながら眺めるぶんぶんどー。 ところがそれはすでにドラマ本編で、「ヤ○ザキのCMじゃなかった!」と慌てふためくぶんぶんどー。 映えるフルーツサンド、「食べにくいの分かるよ」と頷くぶんぶんどー。 「オダギリジョーに遭遇するラジオ体操、どこですか!?」と、羨望の眼差しで大豆

最後はどこへたどり着くのだろう/映画『ノマドランド』

前クールのドラマ『その女、ジルバ』を観て、40歳、50歳を過ぎても何もうな垂れることはないと…

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先生の眼差し。

新しい先生がやって来た小学4年生のとき、新卒のひょろ長い先生が担任になった。眼鏡をかけて…

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研究者の軽やかなオタクエッセイ/『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』(…

「はぁーい、どうもこんにちはー、 川上デース!!」 挨拶も軽い。 NHKラジオ『子ども科学電…

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尾崎豊を普及させたあの子のこと。

中学1年生の秋、当時私の通っていた田舎の学校に大阪から転校生がやって来た。その子はみっち…

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言い間違い、聞き間違い、見間違い。

京都によく行くことから「月に何回ぐらい行きますか?」と聞かれ、「”月”にはまだ行ったこと…

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帰省のない夏、盆踊りの夜。

実家の集落では、毎年8月13日の夜、初盆の家の庭で盆踊りを奉納する。初盆の家が1軒でも5軒で…

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私の中のおじいさん/笠智衆さん

子どもの頃、笠智衆(りゅう ちしゅう)さんを好きになった。 言わずと知れた小津安二郎監督の作品に欠かせない俳優。また、『男はつらいよ』シリーズの御前様でお馴染みの俳優だ。けれど、別に映画を観て好きになったわけじゃない。 その頃放送されていた『花嫁人形は眠らない』が影響している。これは田中裕子さんとキョンキョンが姉妹を演じたホームドラマで、姉妹の祖父を演じたのが笠さんだった。 「なんておじいさんらしい、おじいさんだろう」 これがそのときの感想。 いかにも、おじいさんな