20191212_大久保のヒノキ

移住のかなめ、人。

昨日から、椎葉村に移住したいというカップルが来村中でした。もう椎葉に来るのが三回目で、いよいよ住居探しです。

空き家のある地区を何か所かご案内しながら、改めて思ったこと。

移住のかなめは人、ということ。

移住者にとっての魅力

椎葉村はその広さや文化の多様性から、よそものが惹きつけられる理由も、またそれぞれだったりします(焼畑とか、秘境とか、神楽とか、仕事とか)。

そして、いよいよ移住、という時に大事なのは、近くに住んだり交流する人たちがどんな人たちなのか。そこに自分が魅力に感じるか、ということかなあと思います。

私の場合は、椎葉の子ども、その子どもたちを包んでいる地域の人々。住んでいて「椎葉の何がいいの?」と聞かれた時に、「山かなあ、水かなあ、文化かな、全てひっくるめて人かなあ。。」と答えています。

今回も、若いお二人を、椎葉の人たちとお引き合わせした時に、「この人たちの近くであれば、安心」「わくわく」「教えてもらいたい」など、ポジティブなエネルギーがお二人から出てきているのを感じました。

暮らしを面白くする人たち

椎葉の生活は、都市部の生活からすると、選択肢が限られていたり、時間もお金も手間もかかります。山師さんや猟師さん、農家さんや伝統的な仕事をされている方だけでなく、普通に暮らしていても、お祭りごとや地域の繋がりの中でそれぞれが役割があったり、家業がある方も多いです。

でも、そこもひっくるめて、毎日忙しくいろいろなことにチャレンジされている人が多くて、出会う方々のいろんな才能と言ったら!!その方々の楽しそうな顔と言ったら!!遊びに夢中になっている子どものような表情、といえばよいでしょうか。

その楽しそうな表情が、椎葉に人を呼んでいる光であるような気がします。人口が減って、、とか、後継ぎが、、とか、自治体という規模で数字で見たら課題満載かもしれないけれど、たとえ人口がもっと少なくなってしまっても、椎葉にいる人が暮らしを楽しんでいたら、そこに呼び寄せられる人というのは一定数いるんだろうな、と想像できるのです。

自分の役割

自分が外から来ているからこそ、椎葉のよいところが鮮明に見える部分もあります。今年もいろいろな方に学びながら、自分自身の「住んでよかった」を増やして、外の人にもそのおすそわけをしていきたいなあと思います。

(写真は、大久保のヒノキ。樹齢800年。こうした木々に惹かれる人も多いのでしょう。)






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